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2021.05/02(Sun)

水瀬いのりさんの声優デビュー10周年とアーティストデビュー5周年をみんなでワイワイお祝いする本/エアコミケ3新刊『いのりうむ - reprise -』ノコト

ねこ吸いたい。
れんちーさんです。

水瀬いのりさんの声優デビュー10周年とアーティストデビュー5周年を同時に祝い、先の時代へ進むための本『いのりうむ - reprise -』が完成しました。
イラストあり、文字たくさんあり、幻視あり、特殊企画ページあり、箔押しあり、遊び紙あり……みんなと一緒だからこそできた、Loveが重めの薄い本です。
紙の重さ以上のずっしり感を味わっていただければ幸いです。

・特設サイト
https://ive3.com/mah/lss/inorium_reprise/

・BOOTH商品URL
https://little-slow-step.booth.pm/items/2872145


■ 今回はゲストがおります

今回、『いのりうむ』をベースとしつつも、弊サークルとしては珍しくゲストをお招きした(2人以上の参加は2016年の『こえらぶ!Act.03』ぶり)のは、特設にも書いた「思い出す瞬間・景色が同じでも、思い出は人の数だけある」に基づいています。
本企画が走り始めてすぐの頃から、「これだけ長い時間の経過を扱うのだから、いろいろな人の視点や思い出が必要だ」と思い、今回コミケ後とかによく話していた、させぷさん・ごまさん・ゆあさんの3名にお声がけしました。

そんな上記3名+まっつんの4名に思いのままにやっていただきましたイラスト見開きページは、結果として誰一人としてキャラ・場面ともに被ることはありませんでした。
「このメンツなら絶対被らない」という謎の自信があったので、予め「被り厳禁」みたいなレギュも設けませんでした。(もし仮に被っても、別にそれはその人の「好き」なのであって、そういうのが詰まっているからこそ同人誌であるのだから、規定で否定するのもおかしな話でしょう?というのもあった)
そしていざ出揃ってみると、予想通り全員違っていて、それだけ水瀬いのりさんの演技の幅広さや人を魅了する瞬間の多さを実感しました。


■ 中身のこと少し

文章面では、『いのりうむ』レベルの文量と圧を紙面に叩き込みました。過去の本で書いたことと同じようなことを書いてもしょーもないので、すべて掘り起こしてからの始まりだったりでいろいろと大変でしたが、まぁ“いつもの感じ”になりました。歌詞みたいな文字列や言い回しが出てきたら、こいつここで最高に筆が乗ってたんだなって思ってもらえば正解です(自分の癖)(毎回そう)

サンプルも載せていない、現状「水瀬いのりさんは“人間”である」というタイトル以外一切不明な最後の見開きは、ひとりの声優さんを長年見て毎年節目にそのことを考えてきたアンサーであり、うちのサークルの、この本(フォーマット)じゃないと収録できないお話なので、タイトルデザイン等まで含めてお楽しみください。
(文中で扱ってる題のその道のガチの人からしたらツッコミどころはあるかと思いますが、大目に見てくだち……)

まっつんといんやんもたくさん頑張ってくれました。いままでで一番、あーでもないこーでもないとか、ここはこうしたほうがいいのでは?こういうことをしてはどうか?みたいなことをぶつけ合ったかもしれない。
作り上げてきた“いつもどおり”を発展させたものや、それをベースにはじめてやってみること、過去作で新しく得た概念の応用等、ここにも5年やそれ以上の歴史の積み重ねがあります。
そういえば、2022年末でこのサークルも活動10周年らしい。ひぇ……。


■ さいごに、さいごの話

弊サークルの声優さん本・水瀬いのりさん本はこの『いのりうむ - reprise -』をもって最後となります。
『こえらぶ!』から始まって、年一ペースで作ってきた声優さん本の終着点がここになります。よく見ると、7冊中6冊で水瀬いのりさんのことを書いてきている恐怖。アーティストデビューしてからのことは毎年暮れにすべて書いてきていることにもなる。

ニッチ・オブ・ニッチなこのジャンルで、たくさんの唯一無二を皆さんの前に置いてこれた気がします。(とはいえ、4ページ同人誌っていう製本フォーマットは誰かにもやってみてほしかったなぁと思いつつ)
まったく参考にならない本ばかりだと思いますが、これからのどこかの誰かのこんな感じのをやってみようになれば……ならねぇか……。


今回はオンラインでの頒布となります。
こんな仕様とご時世なもので、あまり数は用意できていないのですが、めぐり合わせがあった際には、お手にとってみていただければ嬉しいです。

同じ趣味や志し、共通の“好き”を持つ人たちが集まって、好きなことを、好きなように、好きなだけやって、好きをカタチにする。
個人でも、自分の好きなものをこれでもかと紙面にぶちまける。
それこそが真の同人誌だと思って、ずっと続けてきました。
今回の『いのりうむ - reprise -』はその極み。とても同人誌らしい同人誌になったと思います。
ただ集まった・集めただけではありません。企画・総括者であろうと、ゲストであろうと、役割はあれど皆同じ“好き”をもとに集まった参加者です。
たしかにこれは、みんなで一緒に作った愛の結晶。

ご期待ください。


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2021.03/10(Wed)

そこは紛れもなく“インターネット”だった ~ 「さなのばくたん。 - ていねいなお誕生日会 -」に行ってきた話 #名取爆誕

おはようございナース。
れんちーさんです。

21年3月7日に無事開催された名取さなちゃんのお誕生日会「さなのばくたん。 - ていねいなお誕生日会 -」に参加してきましたので、その記録と感情です。



🍆 まずはコラボカフェへ

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6年ぶりの川崎到着後、まずは友人ら4人とエロイーズカフェ川崎さんで開催されていた「さなのばくだんCAFE in エロイーズカフェ川崎」へ。
1~2人での利用が基本っぽい構造だったためか、通された席はまさかの外のテラス席。
感染対策ばっちりだな!と思いつつ、やはり寒いさなちゃんねる王のダジャレツイート並みに寒くて(重要なので太くしておくね)、全身でコラボを感じられる最高のロケーションでした。あのとき王のダジャレツイートの通知が来ていたら氷漬けになっていたかもしれない、命拾いした。(中もしっかり対策されててあたたかったでよ)

店内にはところ狭しと描き下ろしイラストが展示されていたり、フィギュアをローアングルで見られたり、コラボメニューを紹介している動画が流れていたり……どこを見ても名取がいて「……頑張ってんじゃん、あいつ」ってなりました。ふんっ……。

コラボメニューは放課後名取が友達と……なんだっけ、なんかそういうクッソ長い名前のメニューのドリンクとじゃがいもゴロゴロカレーを注文。大変美味でございました。おっきなじゃがいもがゴロゴロ入ってると嬉しくなっちゃう気持ちがよくわかった。しっかりナスが入ってたのも嬉しい。「名取さなってこういう味かぁ」という気持ちになりました。推しを体内に取り込むと健康にいいと古事記にも書かれていますからね、皆さんも機会があったらぜひ体験しましょう。3月28日までやってるよ。


🍆 タワレコもちゃんと見たでよ

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タワレコ川崎店では名取が選んだマストバイなCD10選の展示がありました。見に行ったときには既に半分くらいのCDが完売していた。「どうせ全部ハピ○テだろ」などと思っていたら、結構ガチめに選ばれていたので安心(?)したよ。手書きPOPもあってかわいい。スタンプも2種類あってかわいい。「良い」スタンプがアホほど押されてたPOPもあって、オタク~ってなった。(わかる)

あと店内では『名取さなミュージックコレクション』(Track04とInst.以外)が無限ループで流れてました。(これは3月7日だけかな?)
曲自体は配信でいつでも聴けるけれど、オタクって生き物はやっぱり推しのモノは物理でほしいんよ。手にとって“重み”を感じたいんよ。だから物理リリースが決まって実際に手にした時はやはり嬉しかったし、某ウィルスの影響で様々なものが配信ベースになってきたこの現代だからこそ、こうして推しの重みを手にできた時、忘れかけていたオタクの感情を取り戻したような感覚になったよね。多分だけれど、名取もそういう感覚が同じくあるから、こうして物理リリースしたのも単に曲がある程度溜まったから、っての(ももちろんあるとは思うし、CD1枚で名取の今までの音を知ることができるバイブル的なことをしたかったのもあったと思う)が主じゃないと思うんですよね。だって、そうじゃないと『名取さなミュージックコレクション』なんてタイトルつけないと思うのよ。

あと偶然だと思うけれど、CDの展示のそばにはバチクソリアルなエビのフィギュアのガチャが置いてあったのがおもしろかった。

入り口には『名取さなミュージックコレクション』のトレーラーと宇木敦哉さん描き下ろしイラストの展示も。宇木敦哉さんの名前をこんな形で見る日がくるとはなぁ。センコロール12年前ってマジ?やば……。


🍆 劇場内に潜む名取さな

入場してフラスタを見つついざ座席へ……と思ったところで不意打ちを食らった。なんか妙なポスターが飾ってあるんよ。劇場内に飾られてるポスターって普通、現在公開中の映画だったり、直近公開1ヶ月前後くらいの映画の宣伝ポスターだと思うのですが、そういったポスターが飾られている空間にしれっと、いるんすよ。あの🍆が。
「あれ、なんでジョーズのポスターg……あ"ぁ"?!」という具合で気づき、横を見ると更に某エイリアン映画や某有名モダンホラーやルイー○マンションに影響を与えた某おばけ映画のパロポスターがずらりと……。「なにやってんだうちの推しは……」と頭を抱えてしまった。すき。しかもそれをイベント本編中で一切触れずに、終わってみんなが帰ってからTwitterで「そういやこういうのあったんよ」ってめっちゃ軽く写真をアップするに留めるあたりの制作スタンスに、「そういうとこあるよな」ってすこだなぁと思ってしまう。すきだぞ。


これな。

これのおかげで、他にも名取が紛れ込んでるんじゃないか?と疑心暗鬼になってしまった。最新の映画ポスターも「隅っこにおるんちゃうか……?」と見てしまったり、ジュースの自販機の桃かなにかのピンク色が見えただけで「名取か……?」と見てしまう病気にかかった。許せねぇ。


🍆 そこは紛れもなく“インターネット”だった

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やっとイベント本編です。それだけイベント外のところへの仕込みが多かったということで。

開演前は映画が始まる前によくある劇場内での注意やノーモア某的な案内が3人の名取で行われていました。動画撮影はNGだけど写真撮影(スクショ)はOKってあたりに、「普段から好きな女の配信見ながらそういうことしてんやろな」みたいなことを思いつつ、こちらもバシバシ撮ってやりました。どこを切り取ってもかわいかったぞ。

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んで開演。
開幕新曲『エッビーナースデイ』を叩きつけてくる名取。てっきり後半に持ってくるかと思っていたのでいきなりアビャ~~~ってなってしまった。かわいい。「誕生日!できたよ!」の歌詞で去年の中止から今までのことを思い出してしまい、始まって数分で「は?泣くが?」となってしまった。
と思ったら、間髪入れずに『ファッとして桃源郷』と『ギミー!レボリューション』をドロップ。『ファッとして桃源郷』のイントロが流れた瞬間「ほんまこの女」と先ほどの泣きそうな姿勢から一転、強い姿勢を取り戻すことができた。まぁ負けたことないんですが。
前者は歌詞の一部をどうするんだ?ショートでごまかすのか?と思っていたら2番が始まって、あかんこのままあの単語を言ってしまったらチネチッタ出禁まである(ない)……と思ったら「おしりかゆい」に変えてきて笑ってしまった。うちの推しがおしり好きすぎて困る。


3曲歌い終わったところで、現地とインターネットのせんせえたち全員を巻き込んでの大喜利の時間。なんで大喜利させられるんですか?こんなお誕生日会もう行きたくありません。(チラッチラッ)
でもこれは名取のほうから殴ってきたからな、こっちも全力でいかせてもらうぞと言わんばかりの回答が勢揃いで終始名取が楽しそうに笑っていたので、こっちも笑顔になっちゃったな……。

「スクリーン○のせんせえ~」に対して「…!…!(棒を振りながら無言のいぇぇぇぇい!!!!)」をやりつつも、名取が「じゃあ~、名取のこと好きなせんせえ~!」に対しては「……(は?別に好きじゃないが?)」と、全スクリーン(3スクリーン)のせんせえたちが事前に打ち合わせたかのように一斉に棒も振らずにスンッ……となるのが、あまりにも普段の配信と同じ過ぎて、今この瞬間、劇場内はたしかにリアルの空間ではあるが、ここはいつものインターネットなんだと感じられたのがとてもよかった。
そう、これなんよ。インターネットのバーチャルな存在として、その枠組みをギリギリのところで越えない狭間の空間を本人とそれを見るものたちで作り上げ、感じられる。だからこそいつもの好きの延長で安心して見ることができて、虚像と実存と記号の中で名取を想うことができるのです。


続いてライブパート2つ目。
『Make it!』と、残念ながら中止になってしまった去年のお誕生日会で歌うはずだった『PINK,ALL,PINK!』を初披露。『PINK,ALL,PINK!』は自分のイベントで歌うまで温め続けてきたらしく、「やっと歌うことができた」という言葉で、またしても「は?泣くが?(泣いてる)」となってしまった。歌詞も今回のために一部変更しての披露で、やはりモモーイは萌えの文化を長く見てきた天才だけのことはあるな……と同じ時代に生まれてよかったと実感。やぁ、00年代を生きた私たちにとってやっぱりモモーイは神、いわゆるゴッドなんですよ。
いやしかし『Make it!』な。好きな女が歌う好きな曲って最強じゃんね。演出まで神のアレでマイク持った瞬間大声出しそうになった。(無言)


お次は解釈一致クイズというなんともなコーナー。(なんともってなんですか?)
PCモニタは何枚使ってるだの、好きなTwitterクライアントは何だの、どーーーでもいいわ(でも推しのことはなんでも知られると嬉しいので嬉しい)みたいな名取の知識を試されるクイズコーナーだった。
TwitterはWebが一番好きちゅてたけど、いや絶対TweetDeck使ってる時間のほうが長いし常用しとるよね?ね???いつも見とるからな(ネトスト)


様々な告知を終えたところで、表の最後の曲であり、今回のお誕生日会のためのサプライズ新曲『アマカミサマ』。
楽曲クレジットは「作詞:只野菜摘/作曲・編曲:田中秀和(MONACA)」。なにがどうなったらそんなクレジットの曲が出てくるんですか???天才????????しかもしっとりした優しい曲調なのに、歌詞が普段の名取とせんせえのやり取りを俯瞰したような内容でそれを名取がお誕生日会という場で歌う、もう天才しかおらんやんってなってしまったな。


表が終わって、アンコール。
いつものナース服姿の名取が出てきて、せんせえたちへのお手紙を読むお時間に。何回「は?泣くが?(泣いてる)」させんねん。もっとやれ。
読む前のリアルな紙のカサカサって擦れることが聞こえてきた時点でもうだめだった。スクリーンなんも見えん。鼻をすする音が劇場の最高のサウンドシステムを通して聞こえてきたあたりでヒトのカタチを失った。生きててよかったなぁ……と森羅万象に感謝した。地球があってよかったよ。人類は愚かじゃない。

最後に歌うはもちろん『さなのおうた。』。
以前、このブログの「ここまでも、ここからも、もっと、みんなで、夢、見よう!! / 名取さなちゃんすこすこのすこの巻」でも書きましたが、「これからこの曲が様々な場所で歌われる・流れる度に、「わたしここまでこれたよ 本当にありがとう」という言葉のもつ意味は大きくなって効いてくる」は本当にそのとおりで、改めてそれを実感・体感することができた。名取さなという人物の口から伝えられるこのフレーズは最強だよ。あぁ好きだよ。(素直)
ありがとね。



……
………
そんな感じの「さなのばくたん。 - ていねいなお誕生日会 -」でした。
まずはなによりも、無事開催できて本当によかった。ちょうど1年前、世が恐怖で包まれ始めるなか、中止が決まりチケットの払い戻しをした時の悔しさと悲しみをやさしさに変えて、1年後のいま、世界はまだまだ混乱しているけれども、そんな世界に光を射すような空間と気持ちを届けてくれた名取さなちゃんに改めてありがとう。

なんだか、ようやくここから始まっていくような、そんな気すらしてくる。
絶対またお誕生日会しような。せんせえたちの生の声が届けられるようになったら、いままでの分ぜんぶをぶつけにいくから覚悟していてくれよな。
そしたらまた、今度はハピ○テクイズでもやろうぜ。

いっぱい寝ていっぱいTwitterしてね。
おつかれさな~。








おまけ

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世界でいちばん好きな後頭部です。

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2020.12/23(Wed)

このお漫画めっちゃよかったよ2020special

はやめのメリークリスマス。
R氏だよ。

今年読んだお漫画で「あーこれめっちゃいい」ってなったやつを、簡単にフンフンと置いていくよ、の2020年specialバージョンです。
(2019年のは無いし、来年もやるとも言っていない)

いまからでも手を伸ばしやすいよう、なるべく発行巻数が少ない(10巻未満)作品を選んだよ。
掲載順に意味はないよ。

年末はこれといって出かける用事もない、テレビもつまんねぇ……そんな、引きこもって餅を吸引するしかない暇な年末年始に、たまにはグッドお漫画でも読みながら、ぬくぬくまったりと過ごしてみてはいかがカナ。

以降、記事内に出てくるリンクにはすべてアフィリエイト等は無いので、気になったら気軽に反射でポチポチしていこう。

( -v-)...INDEX...
01. 圕の大魔術師 ( 図書館の大魔術師 )
02. 異剣戦記ヴェルンディオ
03. 葬送のフリーレン
04. 魔女と野獣
05. 魍魎少女
06. ゆこさえ戦えば
07. ブルーピリオド
08. ワンダンス
09. メダリスト
10. 乙女怪獣キャラメリゼ
11. 少女辞典
12. うちの師匠はしっぽがない
13. 私の百合はお仕事です!
14. 蕗ノ下さんは背が小さい
15. 好きな子がめがねを忘れた
16. 魔王の娘は優しすぎる!!
17. ぽんこつポン子
18. コーヒームーン
19. ダーウィン事変
20. ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~



■ 圕の大魔術師 ( 図書館の大魔術師 )

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

good!アフタヌーンにて連載中。
現在第4巻まで発売中。作者は泉光さん。
「圕の大魔術師」と書いて「図書館の大魔術師」です。

混血であるが故に差別を受け、孤独であった少年・シオ=フミスと、ある日彼の住む村へ魔道書の回収のために訪れた、とある司書との出会いが彼の運命と物語を大きく動かし始めます。
ビブリオハイファンタジーなストーリーラインはもちろん、美しい作画や丁寧に作り込まれた世界観にめちゃくちゃ引き込まれます。本筋はわりと王道ではあるものの、心理や場面描写が非常に丁寧に描かれているため、もはやストーリーすら美しいと感じられる……。
なんだろう、読後感がいいというか……読み終わった後の爽快感がずば抜けてよかった

これを読んで、久々に「こんなおもしろいお漫画ある?」ってなった。それくらい良かった。今年読んだなかで一番興奮して読み進めた作品かもしれない。
とにかく、まずは第1巻を読んでみてほしい。それで気持ちよくなれたら、続きを是非どうぞ。


■ 異剣戦記ヴェルンディオ



★ プロローグ: ここで読めます

☆ 第1巻: ※単行本はまだ発売されていません

ウェブコミック連載サイト「裏サンデー」で連載中のお漫画。
超ドチャクソグレートマッシヴな名作「Helck」の作者・七尾ナナキさんによる最新作です。
わかる人にはもうこれだけで「オ”ッ”!(恍惚)」となるのではないでしょうか。僕はなった。

傭兵である主人公とケモミミ少女(かわいい)と異剣の拠点防衛ファンタジー。10人中100人が「拠点防衛ファンタジー???」となると思いますが、そうとしか言いようがない。しかし読んでみると拠点作成という点がうまく活きており、なるほどとなってくる。すんごい力を持つ異剣という存在、じわじわと見えてくる周りの世界事情。それらと拠点がこれからどう絡み合って進んでいくのか、先が読めそうで読めないおもしろさもあります。

単行本はまだ1巻も出ていません。Webの連載が基本的に隔週更新+進行具合的に、1巻は来年の春~夏頃かな?それまでは裏サンデーやマンガワンで読みましょう。
まだまだ始まったばかりですが、期待感あふれる作品です。

……懐に余裕があれば、ちょっと古いお漫画にはなるのですが、同作者の『Helck』(全12巻)もぜひ読んでみてほしい。
『Helck』もまじしぬほどおもしろいお漫画なのでよろしく頼む。
『Helck』はここから読めます


■ 葬送のフリーレン

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★ 第1・2話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

週刊少年サンデーにて連載中。
単行本は現在第3巻まで発売中。
原作・山田鐘人さん、作画・アベツカサさんによる、終わりから始まるファンタジー。

勇者・魔法使い・僧侶・戦士から編成されたパーティが魔王を倒す冒険に出て、それが無事終わり、それから50年が経過したところから物語は始まります。
冒険が終わってからの50年。長寿であるエルフ・フリーレンにとっては大した時間ではなくとも、人間にとってはとても長い時間であり、記憶は薄れ、死が近くまで迫る時間経過でもある。
そして訪れるかつて冒険をともにした仲間たちの死を目の当たりにすることで、フリーレンは悲しみと関心を抱くようになり、人間を知るための旅に出る……的な、ちょっとめずらしいお話。

ゆっくりと、かなりの作中時間をかけて着実に進みながら世界の変わったことと変わらないことを目にしていきます。
ファンタジーというジャンル・要素もうまく利用しつつ、過去をすくいながらも前にゆるやかに進む後日譚。
単行本では現在、ちょうど物語が一度大きく動き出すところなので、本作をぜひ体験してみていただきたい。


■ 魔女と野獣

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

ヤングマガジンサードにて連載中。
単行本は現在第7巻まで発売中。作者は佐竹幸典さん。

魔女の呪いを受けたギドと魔術師・アシャフが様々な依頼をもとに、目的の魔女を打倒し呪いを解くために世界各地を奔走するピカレスク&ダークファンタジー。設定も緻密で、いろいろな視点からじわじわと魔女に迫っていく過程もおもしろく、ギドと魔女の戦闘描写も重厚で、続きが気になってどんどん読めちゃう。
第2巻に収録されている死霊魔術の話が登場人物含めめっちゃ好き……。

若干、展開が力はパワーだぜに頼りすぎてる感は正直なところありますが、魔女の強大さや敵のスケールが紙面から力強く伝わってきます。映像で動いてるところが見たいなぁ。
これからの展開が楽しみな一作。


■ 魍魎少女

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

ゼノンにて連載中。
単行本は現在第5巻まで発売中。作者は白石純さん。

バラバラになった師匠の体を回収し元に戻すために、弟子の少女・林檎丸が「魍魎」を駆使しながら戦い、時にそれに立ち向かう伝奇アクションもの。

林檎丸が健気で一途で狂気でかわいい。線のタッチは繊細ながらもダイナミックかつスピーディに描かれるので読んでいて爽快感があります。純粋に漫画の描き方がものすんごくうまいと思う。
舞台描写が少し弱いと感じる部分はあるけれど、お話自体はわかりやすく進んでいきます。
少女がでっかい武器でバッサバッサと敵をなぎ倒していく爽快感がたまらない人には即「どーぞこれを」と言えます。(やがてそうもいかない状況になっていきますが……)

バラバラになった師匠の数がそこまで多くなく、そのほとんどが登場しつつあり、とはいえまだ終わりそうにもなく……この先、物語がどう転んでいくのか気になる作品です。


■ ゆこさえ戦えば

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

2020年2月頃まで週刊少年サンデーで連載していた作品です。
既に完結済みで、単行本は全4巻。作者は福井セイさん。

悪魔と人間がタッグを組んで戦う「悪魔凱戦」。その悪魔凱戦において、悪魔・ギギラがパートナーとして選んだ人間・新王寺ゆこは……小さな幸せを幸せと感じられる、心優しいマイペースな普通の女子高生。
ギギラは悪魔凱戦のためにもゆこを戦わせたいけれど、ゆこは普通の女子高生なので勉強や授業、日常のあれこれのほうがもちろん大事。それに押し負けて敵もギギラも素直に待ったりシュン……としたり……。
つまりこれは、バトルをしないバトル漫画です。
???

まままぁ、読めばわかるさ。すきなんだなぁ、これ。
残念ながら全4巻での幕引きとなってしまった本作ですが、最後も本作らしい終わり方で後味は悪くないので、気軽にサクッと読む分にはちょうどいい形になったのかもしれない。
(でももう少し読んでみたかったなという気持ちはある)


■ ブルーピリオド

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★ 第1話: ここで読めます

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月刊アフタヌーンにて連載中。
単行本は現在第8巻まで発売中。作者は山口つばささん。

美術に全く触れてこなかった、成績優秀だけれど酒やタバコを嗜む、所謂いい(?)不良少年・矢口八虎が、あるキッカケから絵を描くことにのめり込み、真剣に美術の道を志す作品。

主人公がこれまで全く絵を描いてこなかったこともあり、絵を描く過程の努力や苦悩の描写がとてもリアルかつヘビーに描かれています。絵を描いている人にはもちろん、描いていない人にもエグいほどグサグサ刺さります。いろいろな感情の濃度があまりにも濃ゆい。どのキャラも立っていて、セリフのひとつひとつに熱がある。

いろいろなところにグサグサと刺さってくる作品ですが、読み終わってみると意外や意外、打ちひしがれたりぐんにゃりするよりも、不思議と意欲やエネルギーの方が湧いてくる……そんな作品だと思います。

たぶん、今回挙げたなかで一番最初になにかしらのメディア展開があるかも……そんな予感がする。


■ ワンダンス

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☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

月刊アフタヌーンにて連載中。
単行本は現在第4巻まで発売中。作者は珈琲さん。
今年実写映画化された別作品『のぼる小寺さん』の作者でもあるため、もしかするとそれで知っている方もいるかも。

吃音症で人前で話すのが苦手が故に、周りに合わせる生活をしていた少年・小谷花木。そんな彼は、ダンスに没頭するセンス抜群の少女・湾田光莉の踊る様を目にし、惹かれていく。彼女と一緒に踊るため、彼は全くの未経験であったダンスに挑み、自らダンス部へと足を踏み入れる……そんな導入。

この作品、すごいのよ。なにがすごいって、漫画のなかの人物が動いて見える……そんな錯覚に陥ってしまう力がある。
またこれは、ストリートダンスを題材とした作品ではあるのだけれど、それと同時に音楽の作品でもあると思う。ふたつの要素がどうしても切り離せない、というのもありますが、ダンスが動いて見えるように、読むだけで音まで聞こえてくるような……そんな臨場感や躍動感、熱気が紙面から伝わってきます。

自分がダンスを通ってこなかったせいもあり、知らない単語等も多々ありましたが、調べて動きがあるものは動きを見て、知らない音は聴いてから紙面に戻ってみると、なるほどこれは……と感じるアツい描写がたくさんあります。
ちゃんとダンスの動きひとつひとつを、音楽の音ひとつひとつを噛み砕いて、理解して描かれているのがわかります。

読んだ後、なんか気持ちがスッキリする作品。


■ メダリスト

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

月刊アフタヌーンにて連載中。
単行本は現在第1巻が発売中。作者はつるまいかださん。

ある何も出来ない孤独な小学生の女の子・結束いのりが、夢破れた青年フィギュアスケーター・明浦路司と出会い、世界──オリンピックを目指す物語。

物語と感情表現のメリハリがとてもいい漫画。まだ単行本が1巻だけということもあり、描かれているのはスケートを始めて、最初の大きな舞台への一歩を踏み出すところまでですが、それだけでも既にとてつもない熱があり、信じてみたくなる作品です。というか信じてます。
主人公はスケートを始めるのが遅かったために、まだまだまだこれから乗り越えるべき壁がたくさん出てきそうで、故に熱い展開もたくさん期待できそう。

まーじでおもしろいこれ。
既に何度か読み返してるのだけれど、その度に「天才だなこれ」って言ってる気がする。
この漫画がすごいとか次にくる漫画とか、そういうやつで1位になるべき存在。

全員読んでほしい。


■ 乙女怪獣キャラメリゼ

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

月刊コミックアライブにて連載中。
単行本は現在第4巻まで発売中。作者は蒼木スピカさん。

これは、感情の高ぶりに呼応して怪獣に変身してしまう女子高生の恋愛模様を描いた少女漫画です。「何言ってんだこいつ」と思われるかもしれませんが、そうとしか言いようがないので……。

ヒロインが変身してしまう怪獣の作画がガチ過ぎて、でも他の人らの描写は完全に少女漫画のそれのままで、そのギャップに脳がバグってしまいそうになるのだけれど、いやなに、それが結構おもしろいんです。じきに慣れる。
中身は本当にわりとしっかり少女漫画していて、(やはり普通の少女漫画だったか……)と油断したところで、高まって変身してしまうので、だんだん「これだよこれ」って気持ちよくなってきてしまう。
なんか、不思議な漫画です。

騙されたと思ってとりあえず読んでみてほしい。


■ 少女辞典

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

ガンガンONLINEにて去年まで連載されていた作品。作者は安井万里絵さん。
単行本は第3巻まで発売中ですが……残念なことに、現在は作者都合で連載休止となっており、再開の目処もたっていない状態です。

古びた女子寮に“出る”おばけ、隙間男のギコとそんな女子寮に入り込んできた家出少女の八千子は出会ってしまう。生前に女心を知ることができなかった隙間男は、様々な少女たちを見て、視て、観て、謎多き少女という存在を解き明かし、自らの手で少女について書かれた「少女辞典」を記す……的な、ちょっと変わった……なんというのだろう、レトロホラー?

ストーリー展開と明暗の使い分けが非常にうまく、毎話新しく出てくる“少女”もみんな個性的。きっと皆さんも、ひとりは性癖ど真ん中な少女(言い方)が見つかることでしょう。
ぼくは文野四織ちゃん!

冒頭にも書いたとおり、現在は連載休止状態のため、実質3巻で打ち止めとなっています。
再開が難しい状況であることはわかっているけれど、2020年一番最初に「これはいいなぁ」と思えた漫画だったので、またいつの日か続きが読めればいいなという願いを込めて。


■ うちの師匠はしっぽがない

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

good!アフタヌーンにて連載中。
単行本は現在第4巻まで発売中。作者はTNSKさん。

人間を化かすことを夢見る豆狸・まめだ。まめだは少女に化けて訪れた大阪の街で、後に師匠となるひとりの女性・ぶんこと出会います。ぶんこはまめだのことを豆狸が化けた姿であることを即座に見抜き、里に帰れと言い放つが、ぶんこが落語家だとわかり彼女の落語を実際に見ると……まるで“化かされた”ような気持ちになり、まめだは落語の世界へと足を踏み入れます。

寄席に行ったことがある人には少し引っかかるところがあるにはあると思いますが、それはそれとして、漫画という媒体・表現技法を用いて読者に落語を読み聞かせるという点において、これはなかなかおもしろい作品だと思います。落語よろしく、物語のテンポもとてもいい。落語を落語でラッピングしたような雰囲気が感じられ、展開していきます。
幕間にはちゃんと落語の解説等もありますのでご安心。

これもある意味百合作品……だ、そうだ、師弟愛だ。師弟百合だこれ。

「落語とは」みたいなところを知らなくてもたぶん、「なんか楽しいな」と思える。そんな一作。


■ 私の百合はお仕事です!

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

コミック百合姫にて連載中。
単行本は現在第7巻まで発売中。作者は未幡さん。

昔からいろいろな作品で出てくるような、お嬢様学校を舞台に繰り広げられる恋愛模様を描いた百合作品……ではあるものの、正確にはそのお嬢様学校というのは、いわゆるコンカフェってやつです。これは、そんなコンセプトカフェを舞台にした百合漫画。
ある出来事がキッカケで、いつでも誰からでも愛されるよう振る舞ってきた白木陽芽はこのコンカフェで働かざるを得なくなります。彼女が今まで行ってきた、愛される自分を作り上げるスキルでお嬢様学校のお嬢様生徒というコンセプトを演じていきますが、そこで様々な人物や過去と出会い、そして……。

ただただ、女の子と女の子がいちゅいちゅしているのを見てウヒョーってなるお漫画だと思ったら大間違いです。これはとてもよくできた人間ドラマです。表面的な部分だけを見て満足するような百合ではない。心や感情がぶつかりあい、揺れ動く。それはきれいなだけなものではないかもしれない。でも、だからこそ、深層的な部分でクッソどでかい、たしかな百合が生まれるのを感じられるのです。たまらんのです。たまらんのですよ。読めば読むほど、「あぁこれは──百合をかなりこじらせた人が描かれているなぁ」と、深く頷き、感謝したくなる。思わずスタンディングオベーション。そんな味わい深い百合です。たまらんのですよ、えぇ。

間違いなく今年読んだ百合作品のなかでトップオブトップでした。
もし、この作品をお手に取られるのであれば、1巻だけでなく2巻までを読んでみてほしい。
読めばわかります。

たまらんのですよ。


■ 蕗ノ下さんは背が小さい

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

2020年9月までコミックDAYSで連載していた作品。
既に完結済みで、単行本は全3巻。作者は依澄れいさん。
『ヒビキのマホウ』の作画担当、と言えば古のオタクなら通じるだろう。……だろう?

手のひらサイズの花コビト族・蕗ノ下さんと、鬼と人間のハーフでヤンキーだけどいいヤツな鬼ヶ島くんを中心に繰り広げられる異種間ラブコメ。お互いめっちゃすきすきなのに、素直になれなくて……。
ストーリー的な真新しさは特に無いものの、故に安心してストレートなスクールラブコメにのめり込め、ニッコニコになれちゃう最高のラブコメお漫画です。家族周りのエピソードはどことなく古き良き、泣きエ○ゲーを彷彿とさせる部分もあり、おじさんにオススメです。(言い方)

とにかく蕗ノ下さんが超かわいい。いやでも読み進めていくと、鬼くんのほうがかわいいかもしれん……ってなるから不思議。やはり、大と小の組み合わせというのはいいものだよ。

全3巻でコンパクトに楽しめる程よいボリューム感もよい。
ぜひどうぞ。


■ 好きな子がめがねを忘れた

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

ガンガンJOKERにて連載中。
単行本は現在第6巻まで発売中。作者は藤近小梅さん。

奥手な男子・小村くんと、しょっちゅうめがねを忘れる女の子・三重さん。ふたりは同じクラスで隣同士。めがねを忘れた彼女のことをサポートしてあげたい……のだけれど、見えないが故に距離感がわからなくなり、様々な場面で近づきは離れを繰り返しエンドレスドキドキ。
これは、めがねを忘れたことで発生する、物理的な距離感と精神的な距離感をうまくはかることができないふたりのゼロ距離ラブコメです。

目が悪い人じゃないと伝わりづらいとは思うのですが、めがねが無い状態で何かを見ようとすると、目を細めてなんとか見ようとするか、近づいて見るしかないんですね。そんな状態で、たとえば教科書をシェアして使おうものなら、自然と教科書に顔が近づいてしまうわけで、しかもそれが好きな子なら……はい、もう、わかりますね。そういうことです。
後はもう実際に読んで「オッホッホw」ってなってください。

なかにはリアルにめがねをかけているからこそわかってしまう「いやそうはならんやろ」もありますが(暑いと~のくだり等)、それも尊いものとして、この距離感、ぜひ吸い込んでみてほしい。

めがねかけた子にはかけたままでいてほしいというのはまた別のお話なのでやめます。


■ 魔王の娘は優しすぎる!!

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

漫画アプリ「マンガPark」で連載中。
単行本は現在第2巻まで発売中。作者は坂本遊也さん。

魔界の頂点に君臨する魔王・アーリマン。ありとあらゆる世界を侵略してきた彼がその歩みを止めてしまった、その理由は……娘である・ドゥが囚人や奴隷を手伝ったり、助けたりと、とにかく優しすぎるためだった。そんな優しすぎる魔王の娘を残虐非道な魔族の道に進めるため、側近であるジャヒーはドゥに残虐な心を教えようとするが……?

抜けに明るく優しいドゥの健気な姿が本当にかわいい。悶えるとか尊いとかじゃなく、癒されるかわいさ。なんなら魔王もかわいい。
毎話終わるとほっこりしてしまう、そんな空気が溢れてる優しい作品です。

疲れた時や荒んだ時に読んでほしい。


■ ぽんこつポン子

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

ビッグコミックスピリッツで連載中。
単行本は現在第7巻まで発売中。作者は矢寺圭太さん。
第8巻は2020年12月25日に発売!

妻を亡くし、不便を極めたような場所と家で独りとなったおじいさん・吉岡さんの元に、彼を心配した親族たちが依頼した旧式メイドロボが現れる。
首は簡単に取れるし、料理はレンジでチンするものしか作れないし、何をやってもぽんこつなポン子。はじめは吉岡さんもそんなぽんこつロボットなんてすぐに送り返してやると言っていたものの、次第に生活と心境に変化が現れます。
街の小学生や店の人、はたまた都会からやってきた孫など、なんでもはないけど、大切なものはちゃんとある田舎の島で、いろいろな人とふれあっていく。
ともに過ごす、ものすごくゆっくりとした時間の流れと積み重ねのなかにある日常と心を楽しむ作品。

いやなんだろうなこの作品は……読んでるとホッとするんだよ、このへんが。ずっと続いてほしいな、ずっと読んでいたいなと思ってしまう。ここ最近崩した積読のなかで一番よかった。
偶然このコロナ禍で親戚のところへ行けない状況で読んだというのもあると思うけれど、6巻で「そうだよなぁ……」と思う部分があり、普通に泣いてしまった……。ギャグテンポもよくて、一気に楽しく読めてしまうせいか、油断してると不意を突かれます。突かれた。

ぜひ読んでほしい。


■ コーヒームーン

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

電撃マオウで連載中。
単行本は現在第2巻まで発売中。作者は牡丹もちとさん。

“今日”を1,000回以上繰り返す黒い雨が降る街で、そのループをただひとり認識できている少女・ピエタ。彼女はそのループを抜け出す……ことをはじめは特にせず、それを受け入れそのなかで幸せを探し生きていく。しかし、やがて同じようにループを認識する同級生が増えていき、友達と“今日”を繰り返していくうちに、次第に“明日”へ進みたいと願うようになり、ループを抜け出すために謎と狂気と暗闇に対峙していく……そんな日常ループ系タイムリープサイコサスペンス。

はいはいループものループものと侮ることなかれ。読者をゾクっとさせる要素とギャグのバランスがよく、するすると読めてしまい、気付いたら自分も黒い渦のなかに落ちているような感覚に陥ってしまう。なんとも形容しがたいループもの。

この作品で特にすごいなと思ったのは、黒の表現。奈落のような黒や妖艶な黒、光を浴びて妖しく光る夜の黒等……いろいろな黒がでてきます。できれば、この作品は電子よりも物理本で読むのをおすすめ。装丁はもちろん、紙質や黒の印刷まで含め、本としてのレベルが高い。電子の方が黒の違いはわかりやすいですが、物理的な本・印刷もそれはそれで、たとえば雨の表現等、やはり紙とディスプレイでは全く違って感じられるので、そういう面でもおもしろい。(電子で買った後に物理も買ってしまった印刷中毒者並感想)

もし電子で読むなら、PC等で見開きを見開きとして読める環境で読んでほしい。
読もう。


■ ダーウィン事変

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

月刊アフタヌーンで連載中。
単行本は現在第1巻まで発売中。作者はうめざわしゅんさん。

かつてあった、テロ組織「動物解放同盟(ALA)」による生物科学研究所襲撃事件。その時に保護された妊娠しているメスのチンパンジーから、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」と呼ばれる主人公・チャーリーが生まれた。彼は人間のもとで15年間育てられ、物語のはじまりと同時にある高校へと入学。そこで様々なヒトや思想と触れ合い、やがて再びテロや組織の思惑に巻き込まれていく。

うめざわしゅんさんはこれまでにもいくつか個性の強い作品を出してきた方ですが、今作もなかなか尖ってます。テロや差別などといった現代社会とヒトが抱えるセンシティブな課題に、ヒトならざる「ヒューマンジー」がヒトと一緒に向き合い、戦っていくヒューマンドラマが展開されていきます。言葉選びやテンポ・各話の引きの良さ、登場キャラクターたちの空気感も相まって、その様子はさながら洋画や海外ドラマを見ているかのような感覚になります。

また、本作第1話はクリエイティブ・コモンズのライセンスの元で公開されているという珍しい試みがされており、いつでも誰でも自由に読むことはもちろん、自由に複製や再配布が可能となっています。

まずは第1話をご覧いただいて、わくわくを感じられたならぜひとも第1巻を手にとってみてほしい。


■ ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~

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★ 第1話: ここで読めます

☆ 第1巻: Kindle | ebookjapan | BOOK☆WALKER | honto | BookLive!

ウェブコミック連載サイト「ヤングエースUP」にて連載中。
単行本は現在第3巻まで発売中。作者は瀬野反人さん。

本作はかなりの意欲作。
現地の言語とコミュニケーションの研究を専門とする、学者で探検家の教授がケガをしたことをきっかけに、主人公は現地……魔界へと赴き、モンスターとの言語的&非言語的コミュニケーションの調査を進めていきます。魔界で出会ったガイド(?)のススキと一緒に旅をしながら、どうすれば相手の言葉や思考、文化を理解できるのかといった新人研究者の苦悩と日常を描いた異種族コミュニケーションコメディです。

モンスターが闊歩する異世界・魔界の旅路と言っても、手に汗握る大スペクタクルが待っている……なんて展開は特にありません。舞台はたしかに魔界ではあるけれど、私たちが生きる現実世界にも通ずるところがたくさんある、言葉と体を使ったコミュニケーションと相互理解の物語です。
万人におすすめするのはちょっと難しい作品かもしれませんが、とても大切にしたくなる……そんなあたたかい作品です。

単行本もリリースされていますが、Webで全話読むこともできるので、まずは何話か読んでみてもらって、よかったらお手元に置いていただきたい。



やーやー、長くなった。
1作1ツイート分くらいで簡単に書こうと思ったのに……。
厳選前は38作ほど挙がったのだけれど、厳正なる厳選の結果、残念ながらすべての紹介をご用意することができませんでした。
仕方ないね。

今回挙げた20作は、ガチのマジでフルでファンなおすすめです。
普段から特に出版社や掲載元等は気にせず、おもしろそうなのは片っ端からいろいろ読んでいるのですが、自分は不思議とアフタヌーン系列の連載作品を好きになることが多い傾向があることに最近気付いた。
仕方ないね。

知らない作品やお気に入りが見つかれば、これ幸いネ。
それではよいお漫画を、よいお年を。





Kindle氏へ
そろそろKindleにもカート機能を実装してほしいです
ぼくより


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2020.09/23(Wed)

【ネタバレあり】『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に出てきたお花を見てみよう

【!】本稿には『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のネタバレが含まれます。【!】

少しどころか、本編の全体的なお話があります。
ご覧になられる場合は、本編視聴後を強く勧めます
これは、2回目以降の視聴時の解像度を上げるための、作中に登場するお花の話をメインとした個人的解釈を含むオタクの独り言です。

今回はそこまで花花花花してなかったと思ったのだけれど、やはり少ないながらも確かに場面を際立たせていたので、短めではありますが作中に登場したお花について少し触れていこうと思います。
繰り返しになりますが、ネタバレがありますのでご注意を

合わせてどうぞ↓(どちらもネタバレあり)

TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に出てきたお花を見に行こう

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』に出てきたお花を見てみよう



EDIT  |  20:20 |  感想 (その他)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2020.07/05(Sun)

ここまでも、ここからも、もっと、みんなで、夢、見よう!! / 名取さなちゃんすこすこのすこの巻

あけましておめでとうございます。
れんちーさんだよ。
知ってる人は知っている、little slow stepというサークルで普段水瀬いのりさんの同人誌を作っている者です。

今回の記事は「名取さなちゃんすこすこのすこ」です。唐突ですね。

本稿は本来、いつも弊サークルで最高のイラストを描いてくれるまっつんが夏コミ(C98)で頒布予定だった名取さなちゃん本に寄稿予定だった怪文書を、ネット公開していいよということになり、じゃあとネット向けに加筆修正したものです。コロナがよ……。

そんな感じで、文章に一部堅苦しい部分があるのは、その名残です。
7割くらいは2020年3月~4月頃に書いた誌面掲載予定時の文章が残っています。(最初と最後は概ね書き直してる)
これはなにも小難しいことは言っておらず、単に「名取さなちゃんすこすこのすこ」ってことがすべてです。
見開き分の文量なので短めです。
なので、真面目な顔して頭の悪い感じのことを言ってるオタクを、「うわぁ」と見る感じで、お手柔らかによろしくお願いします。



 この広大なインターネットの片隅に、一人のば~ちゃるな~すが存在する。名を、名取さな。彼女は視聴者を“せんせえ”と総称し、“せんせえ”たちと時に甘やかしあい、時に罵倒しあい、最後は笑い合う──そんな、でっかいラブのぶつかり稽古を日々バーチャルサナトリウムで行っている。現代日本において必須栄養素のひとつとなった名取さなちゃんの魅力やよくわからないことを、ここに記していきたいと思う。

■ おもしれー女

 「おはようございナース!」
 そのひと声で、せんせえと名取さなちゃんの世界は色づき始めます。まずもうこの「ナース」の最後の「スゥ~」がかわいい。待ってました!と待機していたせんせえたちのコメントで、開始数秒後にはコメント欄がプロレス会場に。でもそれもせんせえたちとおもしろおかしく言葉を投げ合ってるうちに、変な引き笑い(すき)(最近多くてたすかる)が響くしあわせ空間になります。名取さなちゃんの配信は、いつもそんなみんなの笑顔で仲良くにっこにこです。

 過去の細かい経歴等は様々なメディアにおまかせしてこの場では割愛致しますが、名取さなちゃんは個人VTuberということもあり、いろいろなことをその身一つで準備・挑戦してきました。その夢を諦めずに立ち上がり、暗中模索する姿には感動を覚えます。それでいて、そういった苦労等はめったに表に出さず、活動の端々で感じさせていくところも好きです。わりとふにゃんふにゃんしてるところもありますが、しっかりとした信念を持って活動している、それが名取さなちゃんです。……などと言っておりますが、私がまず最初に心奪われたのは、声でした。仕方ないね。(これは後述します)

 彼女は特に秀でたゲームスキルで見る者を魅了するわけでもなく、そのかわいい声と煽り煽られスキル、なにそれみたいなダジャレ(褒め言葉)、インターネット文化の歴史に対する造詣の深さ(と言えば聞こえはいいだろうか?)で場を回し一体感を作っていきます。いわゆるネットミームを使いこなす彼女ですが、なんでもかんでもすぐ使う、まるで覚えたての言葉を使いたがるような感じではなく、ものすごく自然にそれを差し込んでくるので、ネタがわかっていても時折それに気付かないことがあります。そんなところからも、彼女の“インターネットを歩んだ歴史”が垣間見えます。また、ちょっとした隙を作るのもうまく、そこを突いてちょっといじわるしたくなってしまうような、そんな愛らしさも魅力のひとつだと思います。それはまるで、思わず「おもしれー女だな」と言ってしまいそうになる漫画のイケメンの気分。そう思った瞬間、既にあなたは名取さなちゃんという存在に堕ちています。

■ インターネットの歴史が繋いだキセキ

 そんな名取さなちゃんは、奇声を上げてふにゃふにゃになってせんせえとプロレスをしている(言い方)ばかりではないのだ。彼女もたまに歌ったりするぞ。

 彼女はこれまで(2020年3月7日時点)に『さなのおうた。』と『PINK,ALL,PINK!』という2曲のオリジナル楽曲を手にしている。特に後者の『PINK,ALL,PINK!』という楽曲は、インターネットの歴史に残る大きな交差・出来事のひとつでもあります。この曲からは“名取さな”という存在、そして彼女の根源であるインターネット史との深い繋がりを感じさせる様々なエッセンスが詰まっている。

 この曲の作詞及び作曲は、女性声優でありシンガーソングライター、音楽プロデューサーの桃井はるこさん。いにしえのインターネットを生き抜いたオタクであれば、“桃井はるこ”という名を知らない者はいないだろう。桃井はるこさんは2000年代のオタク文化、いわゆるインターネット黎明期やアキバ系サブカルチャーの盛り上がり、“萌え”という概念のはじまりを牽引した存在のひとりです。声優として活動を開始する前は、(昨今よく目にするバーチャルとは意味合いは違うが)バーチャルアイドルとして活動していたこともありました。
 名取さなちゃんは、そんな桃井はるこさんの有名なナンバーである、『愛のメディスン』(OVA『ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて』オープニングテーマ)をニコニコ超会議へ出演した際にカバーしている。このナース繋がりとは言うものの、予想外の選曲をしてくるところからも、彼女にとって桃井はるこさんは大尊敬している存在のひとりでもあり、いにしえのインターネットを歩んできたことが伝わってくる。(みんなで小麦ちゃん見る会やれたらいいね( ´∀`))
 また、桃井はるこさん自身も、ネットスラングを愛し、それを活用したインターネット上での交流で輪を広げてきた。そういった、インターネットを駆使して戦う姿は、これまでの名取さなちゃんと重なるところも多く、『PINK,ALL,PINK!』での“名取さな×桃井はるこ”というこの奇跡は、この広大なインターネットの歴史が繋いだ必然だったと言っても過言ではない。『PINK,ALL,PINK!』を歌う名取さなちゃん。これはもはや、令和の時代に再臨するナースウィッチ小麦ちゃん……“ナースウィッチ”と“ば~ちゃるな~す”の奇跡のコラボだったのだ。
 インターネット黎明期をたしかに生きてきた名取さなちゃんは、同じ時代を切り開いてきた桃井はるこさんから『PINK,ALL,PINK!』という名の夢のバトンを受け取った。これは、インターネットの歴史に新たなページが刻まれた瞬間である。

 個人的には解像度の低い画像がクルクル回ったり、MSゴシックで歌詞が表示されるFLASH版『PINK,ALL,PINK!』ミュージックビデオが見てみたい。
 え?もうFLASH再生できないって?くぅ~(死)

 はいはいつぎつぎつーぎ。

■ “すき”

 ところで皆さん、ここでひとつ確認しましょう。
 名取さなちゃんはかわいいですね。本当にかわいいです。これは全世界共通の認識かと思います。
 では、名取さなちゃんの“なにが”かわいいのか?その答えを一緒に探ってみましょう。

 まず第一に、声がかわいいですね。声がガチのマジのフルでかわいいです。“声がかわいい”という概念は、一般社会において通じないものではありますが、オタクの皆さんにならすんなり受け入れられる概念かと思われます。声、といってもその音は様々です。会話等で発せられる声、無意識に発せられる相槌の声、喜びや恐怖といった感情から漏れる悲鳴、声にならない声である呻き。名取さなちゃんの喉から発せられる、それらすべての音がとにかくかわいく、愛おしいのです。コメントを読んでる時によく出る「ふんふん」かわいい。あと「アハァー……(ちょっとした“間”)(細くなる目)」が特に好き。最近多い「それどこから声出てるのw」っていう引き笑いも好きすぎて、こっちまで笑顔になってしまう(モニタにオタクの顔が反射して映る図)。時折聞こえてくる、ねこちゃんせんせえの鳴き声もとてもかわいい。好きです。つまるところ、声が天才なのです。ずっと聴いていたい。声出してるのかわいい。

 しかし、それ以上に彼女の配信や動画を見ていて「あ~すこなんだ……」と思ってしまうところ。それは特に雑談のときに感じられる、“隣りにいてくれている”感じ。おとなりなとり。いわゆるガチ恋距離とは違い、物理的ではなく精神的に距離感が近い。それが名取さなちゃんなのだと思います。
 たとえば、ゲームをやっている時。それは名取さなちゃんがワイワイ言いながら楽しんでいるのを隣りで一緒に見ているような錯覚。かわいい。たとえば、お絵かきをしている時。それは彼女がフンフンと描いた絵を横または前で見ながら、たまに見せてくれる「どう?」に「かわいい」と返すような日常の幻視。かわいい。時折発する「うるせ~なぁ~!」や「なんだよー!」、「しょ~がね~な~」みたいなちょっと荒めの口調も相まって、一緒に遊んでいる仲良し、更には過ぎ去りし思い出を彷彿とさせる、幼馴染のような親しみが湧いてくる。それこそが名取さなちゃんとその配信の魅力のひとつであり、「すきだぞ、名取……」とせんせえたちがころっと心を奪われてしまうところなのだと感じます。……そう言うと名取は「うっわwせんせえちょろすぎるんだけどw」と言ってきそうなものですが、それもまた、私からしてみれば「うるせ~なぁ~!(すき)」なんですよね。ずっと隣りにいてほしい……そばにいてくれ名取……。
 そうつまり、これは愛。愛は神。つまり名取さなちゃんはいま神に近づいている。愛される者に神が宿るのではなく、愛する者の精神そのものが神と触れ合う。もはや神となった名取さなちゃんをせんせえも愛する。神は沈黙せず、すぐそばにいる。愛こそが神の証明であり、名取さなちゃんなのだ。

 簡単ではありますが、たったこれだけでも容易に結論が出ましたね。つまり、配信毎にさまざまな表情を見せてくれる名取さなちゃんのすべてがかわいいということです。
 名取さなちゃんは本当に、かわいいですね。

 わけわからんて?感じてくれ頼む。

■ Sana Natori is Internet.

 というわけでね(勝手に配信を終わらせようとするオタク)、名取さなちゃんすこすこのすこって感じの内容でした。本来は人様の御本にお載せていただくということで、非常に丁寧な文章を心がけて書いていたのですが、切り離されてしかもインターネットに放り出されるということで、丁寧なインターネットの文章にいろいろ変えてみました。
 いかがでしたか?名取さなちゃんはかわいい、ということがわかりましたね。名取さなちゃんとはつまりインターネットであり、正しくバーチャルなユーチューバーのひとりだと感じます。もう知ってた?へっ。

 そういえば、ここまでに触れられなかったけれど、書いておきたかったことをひとつだけ。
 『さなのおうた。』の歌詞、エモすぎてせんせえ度々感情になってしまうんよ。特に最後の一節。例えばそれはライブであったり、ラジオであったり。これからこの曲が様々な場所で歌われる・流れる度に、「わたしここまでこれたよ 本当にありがとう」という言葉のもつ意味は大きくなって効いてきます。これは名取さなちゃんが歌うことで本当にズルい(うまい)歌詞になっていると思う。ありがとうはこっちのセリフだよ。絶対またみんなで新しい“ここ”を増やして共有しような……!

 なんかもう、ここに来てまだ「あれも書きたい」「これもある」「それもすきじゃん?」ってのがどんどん湧いてくるのだけれど、またなにかの機会があれば、ということで今回はこのあたりで。

 最後に私が特に好きな配信のリンク置いておきますね。

 ・ 感情を取り戻したオタクの配信はここですか?
 ・ 【お絵描き雑談】LINEすたんぷをつくる❤ふぁむふぁたる❤

 雑談やお絵かきの配信をわりとマジで毎日のように見てる(聴いてる)ので仕事が捗って助かっとるでよ。

 ここまでも、ここからも、自分の道を更に切り開いていくその姿を見ていけたらいいなと思います。
 メガネケース毎日使ってるよ。
 チャンネル登録者数20万人越えおめでとね。
 老人会セトリたすかる。いつか老人ホームのせんせえたちのために歌いに来てね。
 歌いながらふにゃふにゃするの好きになっちゃうからもっとしていいよ。
 無理しすぎないでね。

 それでは、おつかれさな~ばいば~い🍆


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