2019.05/15(Wed)
TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に出てきたお花を見に行こう
ジャンボ!
R氏だよ。
■ 皆さん『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』はご覧になられましたか?
まだ見ていない?それは実に幸運、これから見られるということだ。
ぜひとも録画データを漁るか、Netflixを契約して見てみてほしい。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は暁佳奈さんによるライトノベルで、TVアニメが2018年1月から4月にかけて放送されていました。
高い戦闘能力を持ち、軍に“武器”として扱われていた、言葉と感情に乏しい少女・ヴァイオレット。
戦いのなかで両腕を失った彼女にとって、かけがえのない存在であったギルベルト少佐から最後に伝えられた「愛してる」の意味を、自動手記人形という仕事とその先で出会う人々を通じて探していく。
だいたいこんな感じの大筋。
はじめのうちはわりと軽いお気持ちで、フーンとかホーンとか言いながら椅子に浅く座りながらぼんやりと見ていたのだけれど、3話くらいで「カトレアにアイリス、イベリス、ルクリア……あれ?」と、キャラクター名にお花の名前がたくさん使われていることに気付きました。
キャラクターの性格やシナリオが花言葉と密接に関係していることもあったりして、花・園芸オタクにはもうマイティクリティカルストライク。
そんな感じで、本記事では作中に出てくるお花(=キャラクター名)の話をしようと思う。
■ どんなお花が元ネタになってるの?
たくさんあります。
主に女性キャラクターに用いられていることが多いようで、以下の通り。
・ブーゲンビリア
・カトレア
・エリカ
・ネリネ
・アイリス
・ルクリア
・ローダンセ
・イベリス
・ブルーベル
・ステファノティス
・オリビア
・マグノリア
・ヴァイオレット
それでは、これらの花々をひとつずつ簡単に見ていきます。
○ ブーゲンビリア(Bougainvillea)
キャラクター名:ギルベルト・ブーゲンビリア / ディートフリート・ブーゲンビリア
熱帯地域を原産とするオシロイバナ科・ブーゲンビリア属のお花。
花言葉は「情熱」や「あなたしか見えない」など。
中央部分に咲く白い小さな部分がお花で、周りの紫だったりオレンジだったり赤だったりする部分は苞(いわゆる葉っぱ)。
似たような構造を持つ花としては他にもハナキリンなどがあります。
国内では主に植物園の温室で春から初夏(4~6月頭頃)にかけて見ることができます。
都内であれば夢の島熱帯植物館、神奈川の日比谷花壇大船フラワーセンターや愛知県の東山動植物園など。
温室でこの花を見ない方が珍しいくらい、温室のド定番なので、時期さえ合えば温室があればどこででも見られると思います。
先述のハナキリンも温室で見られるよ。
○ カトレア(Cattleya)
キャラクター名:カトレア・ボードレール
中南米原産のラン科・カトレア属のお花。
花言葉は「優美な貴婦人」や「魅惑的」など。
ランと言えばカトレア、と言われるくらいランの代名詞的存在。
品種が非常に豊富で、100以上あるとも言われています。
モノによってはデンドロビウムと見間違えされそうなフォルムも。
国内ではこれまた温室の定番であり、カトレアはわりとどの季節に行っても見られます。
温室に入ったらまずお出迎えしてくれるのがアンスリウムとカトレアだと言っても過言ではありません。
○ エリカ(Erica)
キャラクター名:エリカ・ブラウン
エリカは正確にはある特定の花を指す名称ではなく、ツツジ科・エリカ属の総称。
有名どころだとジャノメエリカなどが当てはまります。
ツツジ科ではあるけれど、ツツジと聞いて思い浮かべるそれとは全く異なり、小さい目のような花が無数に付くのが特徴。
ジャノメエリカの花言葉は「幸運」。
一年を通してどこででも見られ、案外近所のなんでもないところに咲いてたりもする。
植物園で見られるのも珍しくなく、夢の島熱帯植物館なんかでは温室の少し離れた外周にひっそりと立て看板とともに咲いてたりします。
西の方では京都府立植物園でも見かけたことがあります。
○ ネリネ(Nerine)
キャラクター名:ネリネ
ヒガンバナ科ネリネ属のお花。
科からもわかるように、ヒガンバナの仲間でピンク色のヒガンバナのような見た目の花を咲かせます。
ヒガンバナとのパッと見の大きな違いを挙げるとするならば、彼岸花の別名「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」の由来がわかりやすいかと思います。
この別名は「花のある時期には葉がなく、葉のある時期には花がない」という彼岸花の特性を表した言葉です。
一方ネリネは同じような見た目をしていても、葉がある状態で花が咲きます。
このお花は似ているお花が多く、ネリネ・ヒガンバナ・リコリス・ダイヤモンドリリーなどでググってみるとそのカオスっぷりがわかってよく混乱できると思います。
ネリネとダイヤモンドリリーは同じお花ではありますが、原産や原種を辿ると違っていたりするなど、ヒガンバナ科のこのあたりのお花はあまりにも奥が深く面白いです。
国内の開花時期としては秋頃の10月~12月がメイン。
植物園などへ行かずとも、案外ご近所にひっそり咲いていたりしますので、探してみてはいかがでしょうか。
○ アイリス(Iris)
キャラクター名:アイリス・カナリー
アヤメ科アヤメ属ということからもわかるように、要するにアヤメのことです(アイリスは学名)
花言葉は「恋のメッセージ」や「希望」など。
ある程度花がわかってくるとおそらく最初の方にぶつかる壁として、アヤメ・カキツバタ・ハナショウブの区別がある。
どれもほぼ同じような形をしており、ほぼ同じような場所に、ほぼ同じ時期に咲くという厄介者。
花びらをよく見るか、咲いている場所を見れば区別がつきますが、カキツバタとハナショウブはまじで判別がむずい。
今回由来となったアヤメ/アイリスは最も判別がしやすく、乾いたところに咲くのが特徴。
住宅地の隙間とかに普通に咲いてたりします。
5月~6月頃に散歩して見つけることが容易な花のひとつです。
ちなみに毒あるから食べちゃだめだよ。
お腹壊すよ。
○ ルクリア(Luculia)
キャラクター名:ルクリア・モールバラ / シャルロッテ・エーベルフレイヤ・ドロッセル
これもエリカと同じく、アカネ科・ルクリア属の総称。
花言葉は「優美な人」や「清純な心」など。
海外ではルクリア・ピンセアナ、国内流通ではアッサムニオイザクラとして出回ります。
一年における開花期は遅く、冬が本格的に始まる11月から12月頃に咲き始めます。
ちなみに、ピンク色の花が咲く品種は「シャルロッテ」と呼ばれます。
その名の通り、花が「あっ、寒w」って気付くと咲く感じですね。
……。
○ ローダンセ(Rhodanthe)
キャラクター名:ローダンセ
キク科・ローダンセ属のお花で、国内ではハナカンザシとして流通することが多いのであまり記憶にないかもしれませんが、声豚の皆さんには大変馴染み深い名前だと思います。
きんいろモザイクの声優ユニット「Rhodanthe*」の名前がまさにこれです。
花言葉は「変わらぬ思い」「終わりのない友情」。
キク科のオーソドックスな形の花を咲かせ、春から初夏頃に開花することから、寄せ植えやドライフラワーなどの形で実はこれまで様々な形で目にしてきているかもしれません。駅前の花壇やプラントにも咲いていたりします。
○ イベリス(lberis)
キャラクター名:イベリス・コノウエ
アブラナ科・マガリバナ属で、砂糖菓子のような小さくて白い花がぽこぽことたくさん咲くのが特徴のお花。
その様子から海外ではキャンディタフトとも呼ばれ親しまれています。
花言葉は「甘い誘惑」。
西のほうでは大阪市立長居植物園で見かけましたが、植物園ではあまり見かけない印象があります。
むしろ、ご近所の花屋さんなどで3~4月頃にポット苗がよく出回るのでそちらをチェックしたほうがいいかもしれません。
育てるのも特に難しいことはなく大きめの鉢に3,4つ植えることで大変かわいらしく楽しい見た目になるので、初心者にもおすすめです。
イベリスはいいぞ。
○ ブルーベル(Hyacinthoides)
キャラクター名:ブルーベル・ユノア
キジカクシ科ヒヤシンソイデス属のお花。
その名の通り、青いベルのような形が特徴。
遠目から見れば、ちょっと大きめのムスカリのようにも見えるかもしれません、
お花屋さんなどでは「スパニッシュ・ブルーベル」や「シラー・カンパニュラータ」といった品種名で出回る事が多いです。
また属からもわかるように、もとを辿ればヒヤシンスの仲間でもあったりします。
実際に見たことはまだ無いのですが、4月から5月の暖かくなり始める春頃に開花期を迎え、家で育てることも十分可能な種のため、意識して探してみると案外近所でも見つかるかもしれません。
○ ステファノティス(Stephanotis)
キャラクター名:リオン・ステファノティス
キョウチクトウ科・ステファノティス属、いわゆるマダガスカル・ジャスミンのことです。
マダガスカル・ジャスミンと言っても、一般的なジャスミンとは全く別の仲間。
こういうところがお花の難しいところ。
花言葉は「二人で遠くへ旅を」や「清らかな祈り」など。
この「二人で遠くへ旅を」という花言葉がステファノティス登場回にぶっ刺さります。是非とも6話をご覧いただきたい。
都内だと、新宿御苑の温室等で見られます。
○ オリビア(Dianthus superbus)
キャラクター名:オリビア・ウェブスター
ナデシコ科ナデシコ属のお花。
要するにナデシコの一種です。
花言葉は「思慕」や「純愛」など。
園芸品種によって開花期が微妙に異なるので、意外と一年を通して様々な場所で見られるかもしれません。
家庭での園芸でも人気・メジャーなお花なので、街なかを歩いているだけでも玄関によく咲いていたりします。
植物園でも入り口付近、ウエルカムエリアの彩りとして置かれていることが多いです。
○ マグノリア(Magnolia)
キャラクター名:アン・マグノリア / クラーラ・マグノリア
モクレン科・モクレン属のお花。
様々な園芸品種が存在する木蓮の総称としてこのマグノリアが使用されることが多いです。
花言葉は「自然への愛」や「持続性」など。
木蓮は小石川植物園や神代植物公園で見ることができます。
作中ではこの花言葉の両方がモチーフになっていると思われます。
子どものアン・マグノリアは「自然への愛」、そしてアンの母親であるクラーラ・マグノリアは「持続性」。
何故そうなのかは……10話を見ればわかるようになっていると思います。
特に母親の「持続性」がなぁ……あんなに長い間続いて支えてくれるんだよなあ……。
しんどい。
○ ヴァイオレット(Viola mandshurica)
キャラクター名:ヴァイオレット・エヴァーガーデン
最後はスミレ科スミレ属のヴァイオレット。
ヴァイオレットの名では日常生活において馴染みがないかと思われますが、和名でいうとスミレになります。
スミレの分類や呼称については非常に細かくわかりづらいものがありますが、ここでは割愛。
スミレの花言葉は紫の場合、「愛」。(これまでに挙げた花の中にも色・品種で花言葉が変わるものがあります)
作中においてもヴァイオレットが対峙する形で登場したスミレも紫色。
そしてこれは、ヴァイオレットが「愛してる」の意味を探す物語──美しいですね。
開花期は春の訪れを告げる花ということもあり、3月~4月頃。
おそらく今回挙げたお花のなかで一番見つけやすいと思います。
土手や道端など、本当になんでもない場所に、春先になるとそれはいつも咲いています。
もしかすると他にもあるかもしれませんが、パっと見でわかるお花モチーフの名前・キャラクターはこの程度かな。
(こじつけようと思えばベネディクト・ブルーやラックス・シビュラもお花に繋がりますが、ちょっと違う気がしたので除外しました)
原産や種別などに特に偏りはなく、まんべんなくチョイスされているように感じます。
強いて言えば、なぜか低木の花が多いかな?というくらい(多分特に意味はない)
これらの花の花言葉も念頭に置いて今一度各話を見てみると、また違った視点や気付くことがあるかもしれません。
植物園や温室に行かないと見られない花もあれば、それこそ玄関から一歩出れば見られるような花まで幅広くチョイスされていて、著者は相当な花好きだと推察されます。
上記で挙げた植物園は各々のWebサイト上に見頃の花の紹介を載せていることがほとんどです。もし行かれる際には事前に開花情報をチェックするとよいと思います。
もちろんそこに書かれているお花がすべてではなく、また書かれていても早咲き/遅咲きになっていることもあるので過信は注意。
たまにふと、普段より少し視線を下に向けてみてください(前向いて歩いてね)
そこにはいろいろな発見が転がってるかもしれません。
最後に。
本作を見るきっかけをくださったごま.。・さんへ感謝を。
ありがとうございました。もう一周見てきます(新しいタオルを出しつつ)
R氏だよ。
■ 皆さん『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』はご覧になられましたか?
まだ見ていない?それは実に幸運、これから見られるということだ。
ぜひとも録画データを漁るか、Netflixを契約して見てみてほしい。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は暁佳奈さんによるライトノベルで、TVアニメが2018年1月から4月にかけて放送されていました。
高い戦闘能力を持ち、軍に“武器”として扱われていた、言葉と感情に乏しい少女・ヴァイオレット。
戦いのなかで両腕を失った彼女にとって、かけがえのない存在であったギルベルト少佐から最後に伝えられた「愛してる」の意味を、自動手記人形という仕事とその先で出会う人々を通じて探していく。
だいたいこんな感じの大筋。
はじめのうちはわりと軽いお気持ちで、フーンとかホーンとか言いながら椅子に浅く座りながらぼんやりと見ていたのだけれど、3話くらいで「カトレアにアイリス、イベリス、ルクリア……あれ?」と、キャラクター名にお花の名前がたくさん使われていることに気付きました。
キャラクターの性格やシナリオが花言葉と密接に関係していることもあったりして、花・園芸オタクにはもうマイティクリティカルストライク。
そんな感じで、本記事では作中に出てくるお花(=キャラクター名)の話をしようと思う。
■ どんなお花が元ネタになってるの?
たくさんあります。
主に女性キャラクターに用いられていることが多いようで、以下の通り。
・ブーゲンビリア
・カトレア
・エリカ
・ネリネ
・アイリス
・ルクリア
・ローダンセ
・イベリス
・ブルーベル
・ステファノティス
・オリビア
・マグノリア
・ヴァイオレット
それでは、これらの花々をひとつずつ簡単に見ていきます。
○ ブーゲンビリア(Bougainvillea)
キャラクター名:ギルベルト・ブーゲンビリア / ディートフリート・ブーゲンビリア
熱帯地域を原産とするオシロイバナ科・ブーゲンビリア属のお花。
花言葉は「情熱」や「あなたしか見えない」など。
中央部分に咲く白い小さな部分がお花で、周りの紫だったりオレンジだったり赤だったりする部分は苞(いわゆる葉っぱ)。
似たような構造を持つ花としては他にもハナキリンなどがあります。
国内では主に植物園の温室で春から初夏(4~6月頭頃)にかけて見ることができます。
都内であれば夢の島熱帯植物館、神奈川の日比谷花壇大船フラワーセンターや愛知県の東山動植物園など。
温室でこの花を見ない方が珍しいくらい、温室のド定番なので、時期さえ合えば温室があればどこででも見られると思います。
先述のハナキリンも温室で見られるよ。
○ カトレア(Cattleya)
キャラクター名:カトレア・ボードレール
中南米原産のラン科・カトレア属のお花。
花言葉は「優美な貴婦人」や「魅惑的」など。
ランと言えばカトレア、と言われるくらいランの代名詞的存在。
品種が非常に豊富で、100以上あるとも言われています。
モノによってはデンドロビウムと見間違えされそうなフォルムも。
国内ではこれまた温室の定番であり、カトレアはわりとどの季節に行っても見られます。
温室に入ったらまずお出迎えしてくれるのがアンスリウムとカトレアだと言っても過言ではありません。
○ エリカ(Erica)
キャラクター名:エリカ・ブラウン
エリカは正確にはある特定の花を指す名称ではなく、ツツジ科・エリカ属の総称。
有名どころだとジャノメエリカなどが当てはまります。
ツツジ科ではあるけれど、ツツジと聞いて思い浮かべるそれとは全く異なり、小さい目のような花が無数に付くのが特徴。
ジャノメエリカの花言葉は「幸運」。
一年を通してどこででも見られ、案外近所のなんでもないところに咲いてたりもする。
植物園で見られるのも珍しくなく、夢の島熱帯植物館なんかでは温室の少し離れた外周にひっそりと立て看板とともに咲いてたりします。
西の方では京都府立植物園でも見かけたことがあります。
○ ネリネ(Nerine)
キャラクター名:ネリネ
ヒガンバナ科ネリネ属のお花。
科からもわかるように、ヒガンバナの仲間でピンク色のヒガンバナのような見た目の花を咲かせます。
ヒガンバナとのパッと見の大きな違いを挙げるとするならば、彼岸花の別名「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」の由来がわかりやすいかと思います。
この別名は「花のある時期には葉がなく、葉のある時期には花がない」という彼岸花の特性を表した言葉です。
一方ネリネは同じような見た目をしていても、葉がある状態で花が咲きます。
このお花は似ているお花が多く、ネリネ・ヒガンバナ・リコリス・ダイヤモンドリリーなどでググってみるとそのカオスっぷりがわかってよく混乱できると思います。
ネリネとダイヤモンドリリーは同じお花ではありますが、原産や原種を辿ると違っていたりするなど、ヒガンバナ科のこのあたりのお花はあまりにも奥が深く面白いです。
国内の開花時期としては秋頃の10月~12月がメイン。
植物園などへ行かずとも、案外ご近所にひっそり咲いていたりしますので、探してみてはいかがでしょうか。
○ アイリス(Iris)
キャラクター名:アイリス・カナリー
アヤメ科アヤメ属ということからもわかるように、要するにアヤメのことです(アイリスは学名)
花言葉は「恋のメッセージ」や「希望」など。
ある程度花がわかってくるとおそらく最初の方にぶつかる壁として、アヤメ・カキツバタ・ハナショウブの区別がある。
どれもほぼ同じような形をしており、ほぼ同じような場所に、ほぼ同じ時期に咲くという厄介者。
花びらをよく見るか、咲いている場所を見れば区別がつきますが、カキツバタとハナショウブはまじで判別がむずい。
今回由来となったアヤメ/アイリスは最も判別がしやすく、乾いたところに咲くのが特徴。
住宅地の隙間とかに普通に咲いてたりします。
5月~6月頃に散歩して見つけることが容易な花のひとつです。
ちなみに毒あるから食べちゃだめだよ。
お腹壊すよ。
○ ルクリア(Luculia)
キャラクター名:ルクリア・モールバラ / シャルロッテ・エーベルフレイヤ・ドロッセル
これもエリカと同じく、アカネ科・ルクリア属の総称。
花言葉は「優美な人」や「清純な心」など。
海外ではルクリア・ピンセアナ、国内流通ではアッサムニオイザクラとして出回ります。
一年における開花期は遅く、冬が本格的に始まる11月から12月頃に咲き始めます。
ちなみに、ピンク色の花が咲く品種は「シャルロッテ」と呼ばれます。
その名の通り、花が「あっ、寒w」って気付くと咲く感じですね。
……。
○ ローダンセ(Rhodanthe)
キャラクター名:ローダンセ
キク科・ローダンセ属のお花で、国内ではハナカンザシとして流通することが多いのであまり記憶にないかもしれませんが、声豚の皆さんには大変馴染み深い名前だと思います。
きんいろモザイクの声優ユニット「Rhodanthe*」の名前がまさにこれです。
花言葉は「変わらぬ思い」「終わりのない友情」。
キク科のオーソドックスな形の花を咲かせ、春から初夏頃に開花することから、寄せ植えやドライフラワーなどの形で実はこれまで様々な形で目にしてきているかもしれません。駅前の花壇やプラントにも咲いていたりします。
○ イベリス(lberis)
キャラクター名:イベリス・コノウエ
アブラナ科・マガリバナ属で、砂糖菓子のような小さくて白い花がぽこぽことたくさん咲くのが特徴のお花。
その様子から海外ではキャンディタフトとも呼ばれ親しまれています。
花言葉は「甘い誘惑」。
西のほうでは大阪市立長居植物園で見かけましたが、植物園ではあまり見かけない印象があります。
むしろ、ご近所の花屋さんなどで3~4月頃にポット苗がよく出回るのでそちらをチェックしたほうがいいかもしれません。
育てるのも特に難しいことはなく大きめの鉢に3,4つ植えることで大変かわいらしく楽しい見た目になるので、初心者にもおすすめです。
イベリスはいいぞ。
○ ブルーベル(Hyacinthoides)
キャラクター名:ブルーベル・ユノア
キジカクシ科ヒヤシンソイデス属のお花。
その名の通り、青いベルのような形が特徴。
遠目から見れば、ちょっと大きめのムスカリのようにも見えるかもしれません、
お花屋さんなどでは「スパニッシュ・ブルーベル」や「シラー・カンパニュラータ」といった品種名で出回る事が多いです。
また属からもわかるように、もとを辿ればヒヤシンスの仲間でもあったりします。
実際に見たことはまだ無いのですが、4月から5月の暖かくなり始める春頃に開花期を迎え、家で育てることも十分可能な種のため、意識して探してみると案外近所でも見つかるかもしれません。
○ ステファノティス(Stephanotis)
キャラクター名:リオン・ステファノティス
キョウチクトウ科・ステファノティス属、いわゆるマダガスカル・ジャスミンのことです。
マダガスカル・ジャスミンと言っても、一般的なジャスミンとは全く別の仲間。
こういうところがお花の難しいところ。
花言葉は「二人で遠くへ旅を」や「清らかな祈り」など。
この「二人で遠くへ旅を」という花言葉がステファノティス登場回にぶっ刺さります。是非とも6話をご覧いただきたい。
都内だと、新宿御苑の温室等で見られます。
○ オリビア(Dianthus superbus)
キャラクター名:オリビア・ウェブスター
ナデシコ科ナデシコ属のお花。
要するにナデシコの一種です。
花言葉は「思慕」や「純愛」など。
園芸品種によって開花期が微妙に異なるので、意外と一年を通して様々な場所で見られるかもしれません。
家庭での園芸でも人気・メジャーなお花なので、街なかを歩いているだけでも玄関によく咲いていたりします。
植物園でも入り口付近、ウエルカムエリアの彩りとして置かれていることが多いです。
○ マグノリア(Magnolia)
キャラクター名:アン・マグノリア / クラーラ・マグノリア
モクレン科・モクレン属のお花。
様々な園芸品種が存在する木蓮の総称としてこのマグノリアが使用されることが多いです。
花言葉は「自然への愛」や「持続性」など。
木蓮は小石川植物園や神代植物公園で見ることができます。
作中ではこの花言葉の両方がモチーフになっていると思われます。
子どものアン・マグノリアは「自然への愛」、そしてアンの母親であるクラーラ・マグノリアは「持続性」。
何故そうなのかは……10話を見ればわかるようになっていると思います。
特に母親の「持続性」がなぁ……あんなに長い間続いて支えてくれるんだよなあ……。
しんどい。
○ ヴァイオレット(Viola mandshurica)
キャラクター名:ヴァイオレット・エヴァーガーデン
最後はスミレ科スミレ属のヴァイオレット。
ヴァイオレットの名では日常生活において馴染みがないかと思われますが、和名でいうとスミレになります。
スミレの分類や呼称については非常に細かくわかりづらいものがありますが、ここでは割愛。
スミレの花言葉は紫の場合、「愛」。(これまでに挙げた花の中にも色・品種で花言葉が変わるものがあります)
作中においてもヴァイオレットが対峙する形で登場したスミレも紫色。
そしてこれは、ヴァイオレットが「愛してる」の意味を探す物語──美しいですね。
開花期は春の訪れを告げる花ということもあり、3月~4月頃。
おそらく今回挙げたお花のなかで一番見つけやすいと思います。
土手や道端など、本当になんでもない場所に、春先になるとそれはいつも咲いています。
もしかすると他にもあるかもしれませんが、パっと見でわかるお花モチーフの名前・キャラクターはこの程度かな。
(こじつけようと思えばベネディクト・ブルーやラックス・シビュラもお花に繋がりますが、ちょっと違う気がしたので除外しました)
原産や種別などに特に偏りはなく、まんべんなくチョイスされているように感じます。
強いて言えば、なぜか低木の花が多いかな?というくらい(多分特に意味はない)
これらの花の花言葉も念頭に置いて今一度各話を見てみると、また違った視点や気付くことがあるかもしれません。
植物園や温室に行かないと見られない花もあれば、それこそ玄関から一歩出れば見られるような花まで幅広くチョイスされていて、著者は相当な花好きだと推察されます。
上記で挙げた植物園は各々のWebサイト上に見頃の花の紹介を載せていることがほとんどです。もし行かれる際には事前に開花情報をチェックするとよいと思います。
もちろんそこに書かれているお花がすべてではなく、また書かれていても早咲き/遅咲きになっていることもあるので過信は注意。
たまにふと、普段より少し視線を下に向けてみてください(前向いて歩いてね)
そこにはいろいろな発見が転がってるかもしれません。
最後に。
本作を見るきっかけをくださったごま.。・さんへ感謝を。
ありがとうございました。もう一周見てきます(新しいタオルを出しつつ)
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