2021.12/31(Fri)
このお漫画めっちゃよかったよ2021special
今年もグッドお漫画フェスのお時間です。
R氏だよ。
今年読んだお漫画で「あーこれめっちゃいい」ってなったやつをフンフンと置いていくよ、の2021年specialバージョンです。
昨年「2019年のは無いし、来年もやるとも言っていない」と書いてからの2021年版です。
やったね。
いまからでも手を伸ばしやすいよう、なるべく発行巻数が少ない(5巻未満)作品を選んだよ。
2021年版と言っても、2021年に連載開始・第1巻が発売したものだけというわけではなく、2021年に新しく読んだ・積みを崩したなかでよかったものを選んでるよ。
掲載順に意味はない……けれど、ある程度ジャンルや雰囲気で固めて並べてはあるよ。
以降、記事内に出てくるリンクにはすべてアフィリエイト等は無いので、気になったら気軽に反射でポチポチしていこう。
※ ストアへのリンクは今回からKindleのみにしています。その他ストアはお手数ですが、各自検索のうえお探しください。
・去年のやつ
このお漫画めっちゃよかったよ2020special
( -v-)...INDEX...
■ 峠鬼

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
ハルタにて連載中。
現在第4巻まで発売中。作者は鶴淵けんじさん。
古代日本、飛鳥時代を舞台にした古代神話をベースにSF要素等も加えた伝奇ファンタジー。
世の中のありとあらゆる事柄は神の思惑次第と信じられていた時代。
民は生身の人間を生贄として捧げ、神々の機嫌をとっていた。
ある日ひとりの少女に白羽の矢が立ち、そんな生贄に選ばれてしまう。
神事の前日、少女の住む村に道士・役行者とそのお供二人が訪れます。
この出会いが、生贄として命を捧げるその時を待つしかなかった少女の運命を変えることになる、が……。
日本の古代神話をベースにしていることもあり、役小角や前鬼・後鬼といった実際の歴史にも存在する名が出たり出なかったりします。それらを知らなくても楽しめるし、知ると漫画の見え方がまた違ってきたり、より深い真相に気づける・理解できる(あの人は歴史上の人物でいうと実は○○天皇だから、つまりはこのセリフで言及している人物は……みたいな)構造になっており、何度も読めて何度も楽しい作品です。
話の持っていき方というか、漫画的な話の展開の仕方がとにかくうまく、読んでいて非常に楽しい。あと妙が可愛い。
まぁとりあえず第一話を読んでみてほしい。頼む。
今年イチの大当たりだった。1・2巻が出たあたりで買って放置してた当時の自分を問い詰めたい。
■ 太陽と月の鋼

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
ビッグコミックスペリオールにて連載中。
現在第3巻まで発売中。作者は松浦だるまさん。
舞台は日本、天保時代。
ある事情により金属を手にすることができない(持てない)下級武士。この時代に刃物が持てない武士とはつまり致命的であり、仕事も金もない状態が続く。そんな事情が祟っていざこざに巻き込まれ、「もう死んでもいいか」といろいろ諦めたところに謎の女性が現れ、その女性をめぐる下級武士と陰陽師の戦いが始まる……的な。
紙面の躍動感が凄まじく、それでいて場面描写もわかりやすく、ぐいぐい読み進められてしまう。一度ハマると抜け出せなくなるぞ。
徐々に世界や人物などが明らかになっていくそのスピード感もちょうどよく、1巻を読んでいたと思ったら、いつの間にか3巻まで読み終わっていたほど。
今年イチ動いてるところが見たくなった作品。
■ 虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
週刊ヤングマガジンにて連載中。
現在第3巻まで発売中。作者はippatuさん。
核戦争で敗北した260年後の「旧日本」と呼ばれる日本が舞台。ある国が死刑囚たちを送り込み、その旧日本に眠る兵器を回収しようとします。核戦争を経て変わり果てた姿となった日本。その風景にかつてのヒトの姿はなく、闊歩するは謎の進化を遂げた鳥や猿。死刑囚はその地に残されたものを手にサバイバルするなかで、並外れた脚力とパワーを持つ鳥脚の少女と出会う……。
少しずつマップが広がっていく感じや、未知の生物の縄張りに踏み込んでしまったりするなど、オープンワールドゲーム的な感覚で読める作品。残留する情報から少しずつ世界(旧日本)の実態がわかっていきます。そういった手探りで視界を広げていくものが好きな方にはおすすめ。
この世界で特に明らかな異物である鳥脚の少女・つぐみがいいアクセントとなり、物語に緩急をつけていておもしろい。13歳なのもかわいい。
こういうこと・世界なんだろうなというものがある程度見えてきた第3巻。
今度はどんな未知と道中で出会うのかが楽しみな作品。
■ ダンジョンの中のひと

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
webアクションにて連載中。
現在第2巻まで発売中。作者は双見酔さん。
RPGで必ず登場するダンジョン、その裏側。
普段ゲームをやっていて、「この宝箱って誰が置いたんだろう……」「ここにいつもいる敵・ボスは普段何をしているのだろうか」などと思ったことが一度はあるでしょう。ない?
そんな疑問をそのまんま漫画に落とし込んだような作品です。
ダンジョンを運営・管理する側は何を考え敵となる存在や宝箱を配置しているのか、敵は普段何をして何を思っているのか、どんな生活をしているのか……そんな裏側の日常が垣間見えます。
ダンジョン自体はわりとオールドスタイルなダンジョンですが、FAXを使って運営とやり取りするモンスターなど、いまどき(FAXっていまどきか?)な風景もあったり、そのギャップもおもしろい。
読めば「なるほど」と思わせられる、なかなかおもしろい作品。
■ この世界は不完全すぎる

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
コミックDAYSにて連載中。
現在第4巻まで発売中。作者は左藤真通さん。
主人公が体験型のゲームからログアウトできなくなってしまう話。
他と大きく違うのは、主人公が一般プレイヤーではなくデバッガーであること。
いわゆるデバッグモードやゲームバグのあるあるネタも散りばめられていて、それらが物語世界においても、物語においてもうまく作用しています。
立ちはだかる敵対勢力などへの立ち向かい方も、ただ戦うだけではなく、定期的にデバッグを行い、この世界のバグをいろいろ知っているが故の手段や仕様の隙をつくような方法で対抗・攻略する場面等もあり、なかなかおもしろい。
敵となるキャラクターが軒並み結構胸くそ悪い言動をしてくるので、苦手な人には結構苦手かもしれない。
けれども、それも含めての「不完全な世界」なのかも。
ちょっと変わった異世界モノを読んでみたい方へおすすめ。
■ 珈琲をしづかに

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
モーニング・ツーにて連載されていました。
現在第5巻まで発売中、完結済み。作者はみやびあきさん。
珈琲の雑学がいろいろ身につくタイプの漫画ではなく(ゼロではない)、「大人」に憧れて喫茶店に入った男子高校生が、和服の似合う喫茶店の女性マスターに恋をする漫画。
珈琲の味がわかるようになったら「大人」だなんて言うけれど、これはそんなまだ「大人」になりきれないふたりが家族や友人、お客さん等、様々な人と関わるなかで、過去との折り合いをつけたり、気持ちに気づいていく成長過程を柔らかく・優しく描いていた作品です。
心がかき乱されるような展開やぶつかり合いは無く、読んでいると穏やかな時間が流れるお気に入りの喫茶店にいるような感覚にもなる、あたたかさに満ち満ちています。
最後の最後、カバー裏まで含めて「いい作品を読んだなぁ」と最高の読後感があった。
■ クプルムの花嫁

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
ハルタにて連載中。
現在第2巻まで発売中。作者はNamoさん。
1枚の銅板を鎚で打ち延ばして作る鎚起銅器の職人と金髪ギャルの幼馴染日常ラブコメ。
実際に金属加工業が盛んな新潟県の燕三条を舞台としており、銅器を作る様子だけでなく、食生活等、随所から取材の緻密さが感じられます。
ちなみに、ギャルと言っても、金髪ピアス程度で素直でかわいらしい女の子です。なんなら口数の少ない主人公もかわいい。無口男子と明るい女子の組み合わせ、いいですよね……。
そんなかわいいふたりが微笑ましく、銅器職人の世界を通じて関係を深めていく作品。
ゆっくりと、一歩ずつ愛を深めていく。そんな様子が好きな方へ。
ちなみにこれ、電子より紙を勧めます。
理由は触ればわかるし、それが作品のテーマにも繋がってます。(多分)
■ きみが死ぬまで恋をしたい

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
ゆりひめ@ピクシブにて連載中。
現在第4巻まで発売中。作者はあおのなちさん。
いま最も感情がぐちゃぐちゃになる百合2021。
身寄りのない子供を兵器として育てる学校が舞台。(重い)
少女たちはそんな学校で、戦争に勝つための手段を教えられ、選ばれたものは戦場へと送り出される。(重い)
これは遊びではなく本当の戦争、当然生きて帰れないことも多い。(重い)
そんな世界/学校で主人公・シーナは、血まみれで帰ってきた女の子・ミミと出会い、ルームメイトになり……。
これは、“死”がすぐ隣りで手招きしている世界で戦い、願う少女たちのお話。
細く儚いキャラクターの境界と美しくも恐ろしい世界と物語が痛々しいほどにマッチしていて、心がグワーッとなること数え切れず。
ただいちゃついてるだけではなく、読んでいて心を乱される美しい百合は最高。
読んでほしい。
躊躇せずぜひ読んでほしい。
■ おとなりの天涯

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
コミックウォーカーにて連載中。
現在第1巻が発売中。作者はきぃやんさん。サラダボウルはいいぞ。
絵に描いたような(漫画だけに)(?)ブラック企業に務めるOL、ルノ。
仕事に疲れて帰ると、家のバスルームが異世界に繋がっており、そこに住むのじゃロリ・コイチと出会い、あっちとこっちを行ったり来たりするお話。
異世界転生ではなく、異世界と繋がり行き来するタイプなので、ルノ側の世界での話とコイチ側の世界の話が交互に展開します。ルノとコイチ各々にとっての異世界側での不思議な体験をキッカケにふたりの関係が深まったり、自分自身を見つめ直す機会になったりするので、異世界の冒険やおねロリひゃっほーというよりは、それぞれの成長を楽しむ・楽しめる物語だと思います。
片や魔法が飛び交う殺伐とした世界……みたいな異世界ではなく、現実世界と似たような部分が多くを占めている異世界なのが、前述の互いの成長を際立たせる要素にもなっていて、なかなかいい。
疲れたOLとロリの組み合わせは最高!!!
■ フードコートで、また明日。

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
コミックNewtypeで掲載されていた作品。
単行本は全1巻。作者は成家慎一郎さん。
これは、全国各地のフードコートを食べ歩いたりするグルメ漫画ではない。
黒髪ロングと金髪ギャルの女子高生2人(たまに増える)が放課後に近所のフードコートで駄弁る漫画です。
終始、ただそれだけ。だが、それがいい。
向き不向き、好き嫌いが真っ二つに割れる作品だとは思いますので、まずは上記リンクより何話かお読みになられることを推奨。
コロコロと変わる話題、その切り替わりの速さと唐突さ、話の中身のどうでもよさと、そのまぁまぁな盛り上がり具合が、そんな感じだったなぁ……ってなる。
不思議と「もっと見ていたい」と思える、そんな平和な作品。
ちなみに全1巻ではありますが、(その後の動向は全く見えていませんが)続編となるSEASON2も現在執筆中とのこと。
ありがとうございます、生きがいです。
■ ゆうやけトリップ

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
COMIC FUZにて連載中。
現在第1巻が発売中。作者はともひさん。
新聞部の女の子・茜は不運にも、心霊スポット雑誌をキッカケに学校でみんなが噂するまでに広まった、ご町内心霊スポットの取材を任されてしまう。
彼女は放課後の教室でひとり残っていた転校生・雨村さんに声をかけ、階段と坂の町の心霊スポットの真相を調べるふたりの放課後が始まります。
一話完結形式で、一話一つの心霊スポットの謎を解き明かしていきます。
心霊スポットの謎を解き明かすとは言っても、恐ろしいホラー要素であったり、手に汗握る超常現象との戦い……みたいなものはありません。
どれも真相を知ってしまえば「なんだそんなことか」と言ってしまいそうな、日常のすぐそばに転がっている勘違いから始まったような、優しい怪談。
風景の独特なタッチと書き込みもあいまって、カテゴリ的には怪談漫画なのに、とにかく優しく尊い作品。
ぜひともこのノスタルジーとちょっとのミステリアスが混じり合った、儚い夕焼けを感じてみてほしい。
カラーページの使い方や、各話終わった後に4コマ形式でその一日をしめるというやり方がめっちゃすき。
■ 海が走るエンドロール

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
ミステリーボニータにて連載中。
現在第1巻が発売中。作者はたらちねジョンさん。
夫と死別したおばあちゃんが65歳にして映画作りを始める話。
十数年ぶりに訪れた映画館で映像専攻の美大生と出会い、おばあちゃんは映画館のスクリーンよりも客席を気にしている姿から彼に「あなたは映画を作りたい側の人間だ」と指摘され、自分に眠っていた気持ちに気づき、物語が動き出します。
おばあちゃんは彼と同じ美大に入り、映像について学んでいくなかで様々な苦しみや喜びと向き合うことになります。そんな心象風景描写に(登場人物の名前にちなんでか)度々海や水を使った表現が出てくるのですが、それがなかなか効果的で美しい。映画の海に飛び込んだおばあちゃんはどこへ向かうのか。
「何かを始めるのに遅すぎることはない。頭ではそうわかってはいても、実行に移すよりも段々と“やらないための言い訳”に逃げることの方が多くなった。」
そんな言葉にちくっときた人にはぜひとも読んでいただきたい作品。
今年一番重くのしかかってきたけれど、気持ちのいい読後感のある作品でした。
そんな感じで12作品をピックアップしました。
初期段階では20作品を越えていましたが、来年以降の展開次第ではここから這い上がってくる作品もあるかも。
このなかで特に今年何度も読み返したのは『峠鬼』と『きみが死ぬまで恋をしたい』。
『峠鬼』の読んでるときのワクワク感は久々に感じたかもしれない。
『きみが死ぬまで恋をしたい』の儚さと心が締め付けられる百合はとにかく性癖です。ありがとうございます。
このなかから、ひとつでも読んでよかったと思える作品があれば幸いです。
ぜひ手にとってみてほしいです。
それではよいお漫画を、よいお年を。
…
…
…
Kindle氏へ
カート機能まだですかね?
ぼくより
R氏だよ。
今年読んだお漫画で「あーこれめっちゃいい」ってなったやつをフンフンと置いていくよ、の2021年specialバージョンです。
昨年「2019年のは無いし、来年もやるとも言っていない」と書いてからの2021年版です。
やったね。
いまからでも手を伸ばしやすいよう、なるべく発行巻数が少ない(5巻未満)作品を選んだよ。
2021年版と言っても、2021年に連載開始・第1巻が発売したものだけというわけではなく、2021年に新しく読んだ・積みを崩したなかでよかったものを選んでるよ。
掲載順に意味はない……けれど、ある程度ジャンルや雰囲気で固めて並べてはあるよ。
以降、記事内に出てくるリンクにはすべてアフィリエイト等は無いので、気になったら気軽に反射でポチポチしていこう。
※ ストアへのリンクは今回からKindleのみにしています。その他ストアはお手数ですが、各自検索のうえお探しください。
・去年のやつ
このお漫画めっちゃよかったよ2020special
( -v-)...INDEX...
01. 峠鬼
02. 太陽と月の鋼
03. 虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-
04. ダンジョンの中のひと
05. この世界は不完全すぎる
06. 珈琲をしづかに
07. クプルムの花嫁
08. きみが死ぬまで恋をしたい
09. おとなりの天涯
10. フードコートで、また明日。
11. ゆうやけトリップ
12. 海が走るエンドロール
■ 峠鬼

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
ハルタにて連載中。
現在第4巻まで発売中。作者は鶴淵けんじさん。
古代日本、飛鳥時代を舞台にした古代神話をベースにSF要素等も加えた伝奇ファンタジー。
世の中のありとあらゆる事柄は神の思惑次第と信じられていた時代。
民は生身の人間を生贄として捧げ、神々の機嫌をとっていた。
ある日ひとりの少女に白羽の矢が立ち、そんな生贄に選ばれてしまう。
神事の前日、少女の住む村に道士・役行者とそのお供二人が訪れます。
この出会いが、生贄として命を捧げるその時を待つしかなかった少女の運命を変えることになる、が……。
日本の古代神話をベースにしていることもあり、役小角や前鬼・後鬼といった実際の歴史にも存在する名が出たり出なかったりします。それらを知らなくても楽しめるし、知ると漫画の見え方がまた違ってきたり、より深い真相に気づける・理解できる(あの人は歴史上の人物でいうと実は○○天皇だから、つまりはこのセリフで言及している人物は……みたいな)構造になっており、何度も読めて何度も楽しい作品です。
話の持っていき方というか、漫画的な話の展開の仕方がとにかくうまく、読んでいて非常に楽しい。あと妙が可愛い。
まぁとりあえず第一話を読んでみてほしい。頼む。
今年イチの大当たりだった。1・2巻が出たあたりで買って放置してた当時の自分を問い詰めたい。
■ 太陽と月の鋼

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
ビッグコミックスペリオールにて連載中。
現在第3巻まで発売中。作者は松浦だるまさん。
舞台は日本、天保時代。
ある事情により金属を手にすることができない(持てない)下級武士。この時代に刃物が持てない武士とはつまり致命的であり、仕事も金もない状態が続く。そんな事情が祟っていざこざに巻き込まれ、「もう死んでもいいか」といろいろ諦めたところに謎の女性が現れ、その女性をめぐる下級武士と陰陽師の戦いが始まる……的な。
紙面の躍動感が凄まじく、それでいて場面描写もわかりやすく、ぐいぐい読み進められてしまう。一度ハマると抜け出せなくなるぞ。
徐々に世界や人物などが明らかになっていくそのスピード感もちょうどよく、1巻を読んでいたと思ったら、いつの間にか3巻まで読み終わっていたほど。
今年イチ動いてるところが見たくなった作品。
■ 虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
週刊ヤングマガジンにて連載中。
現在第3巻まで発売中。作者はippatuさん。
核戦争で敗北した260年後の「旧日本」と呼ばれる日本が舞台。ある国が死刑囚たちを送り込み、その旧日本に眠る兵器を回収しようとします。核戦争を経て変わり果てた姿となった日本。その風景にかつてのヒトの姿はなく、闊歩するは謎の進化を遂げた鳥や猿。死刑囚はその地に残されたものを手にサバイバルするなかで、並外れた脚力とパワーを持つ鳥脚の少女と出会う……。
少しずつマップが広がっていく感じや、未知の生物の縄張りに踏み込んでしまったりするなど、オープンワールドゲーム的な感覚で読める作品。残留する情報から少しずつ世界(旧日本)の実態がわかっていきます。そういった手探りで視界を広げていくものが好きな方にはおすすめ。
この世界で特に明らかな異物である鳥脚の少女・つぐみがいいアクセントとなり、物語に緩急をつけていておもしろい。13歳なのもかわいい。
こういうこと・世界なんだろうなというものがある程度見えてきた第3巻。
今度はどんな未知と道中で出会うのかが楽しみな作品。
■ ダンジョンの中のひと

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
webアクションにて連載中。
現在第2巻まで発売中。作者は双見酔さん。
RPGで必ず登場するダンジョン、その裏側。
普段ゲームをやっていて、「この宝箱って誰が置いたんだろう……」「ここにいつもいる敵・ボスは普段何をしているのだろうか」などと思ったことが一度はあるでしょう。ない?
そんな疑問をそのまんま漫画に落とし込んだような作品です。
ダンジョンを運営・管理する側は何を考え敵となる存在や宝箱を配置しているのか、敵は普段何をして何を思っているのか、どんな生活をしているのか……そんな裏側の日常が垣間見えます。
ダンジョン自体はわりとオールドスタイルなダンジョンですが、FAXを使って運営とやり取りするモンスターなど、いまどき(FAXっていまどきか?)な風景もあったり、そのギャップもおもしろい。
読めば「なるほど」と思わせられる、なかなかおもしろい作品。
■ この世界は不完全すぎる

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
コミックDAYSにて連載中。
現在第4巻まで発売中。作者は左藤真通さん。
主人公が体験型のゲームからログアウトできなくなってしまう話。
他と大きく違うのは、主人公が一般プレイヤーではなくデバッガーであること。
いわゆるデバッグモードやゲームバグのあるあるネタも散りばめられていて、それらが物語世界においても、物語においてもうまく作用しています。
立ちはだかる敵対勢力などへの立ち向かい方も、ただ戦うだけではなく、定期的にデバッグを行い、この世界のバグをいろいろ知っているが故の手段や仕様の隙をつくような方法で対抗・攻略する場面等もあり、なかなかおもしろい。
敵となるキャラクターが軒並み結構胸くそ悪い言動をしてくるので、苦手な人には結構苦手かもしれない。
けれども、それも含めての「不完全な世界」なのかも。
ちょっと変わった異世界モノを読んでみたい方へおすすめ。
■ 珈琲をしづかに

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
モーニング・ツーにて連載されていました。
現在第5巻まで発売中、完結済み。作者はみやびあきさん。
珈琲の雑学がいろいろ身につくタイプの漫画ではなく(ゼロではない)、「大人」に憧れて喫茶店に入った男子高校生が、和服の似合う喫茶店の女性マスターに恋をする漫画。
珈琲の味がわかるようになったら「大人」だなんて言うけれど、これはそんなまだ「大人」になりきれないふたりが家族や友人、お客さん等、様々な人と関わるなかで、過去との折り合いをつけたり、気持ちに気づいていく成長過程を柔らかく・優しく描いていた作品です。
心がかき乱されるような展開やぶつかり合いは無く、読んでいると穏やかな時間が流れるお気に入りの喫茶店にいるような感覚にもなる、あたたかさに満ち満ちています。
最後の最後、カバー裏まで含めて「いい作品を読んだなぁ」と最高の読後感があった。
■ クプルムの花嫁

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
ハルタにて連載中。
現在第2巻まで発売中。作者はNamoさん。
1枚の銅板を鎚で打ち延ばして作る鎚起銅器の職人と金髪ギャルの幼馴染日常ラブコメ。
実際に金属加工業が盛んな新潟県の燕三条を舞台としており、銅器を作る様子だけでなく、食生活等、随所から取材の緻密さが感じられます。
ちなみに、ギャルと言っても、金髪ピアス程度で素直でかわいらしい女の子です。なんなら口数の少ない主人公もかわいい。無口男子と明るい女子の組み合わせ、いいですよね……。
そんなかわいいふたりが微笑ましく、銅器職人の世界を通じて関係を深めていく作品。
ゆっくりと、一歩ずつ愛を深めていく。そんな様子が好きな方へ。
ちなみにこれ、電子より紙を勧めます。
理由は触ればわかるし、それが作品のテーマにも繋がってます。(多分)
■ きみが死ぬまで恋をしたい

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
ゆりひめ@ピクシブにて連載中。
現在第4巻まで発売中。作者はあおのなちさん。
いま最も感情がぐちゃぐちゃになる百合2021。
身寄りのない子供を兵器として育てる学校が舞台。(重い)
少女たちはそんな学校で、戦争に勝つための手段を教えられ、選ばれたものは戦場へと送り出される。(重い)
これは遊びではなく本当の戦争、当然生きて帰れないことも多い。(重い)
そんな世界/学校で主人公・シーナは、血まみれで帰ってきた女の子・ミミと出会い、ルームメイトになり……。
これは、“死”がすぐ隣りで手招きしている世界で戦い、願う少女たちのお話。
細く儚いキャラクターの境界と美しくも恐ろしい世界と物語が痛々しいほどにマッチしていて、心がグワーッとなること数え切れず。
ただいちゃついてるだけではなく、読んでいて心を乱される美しい百合は最高。
読んでほしい。
躊躇せずぜひ読んでほしい。
■ おとなりの天涯

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
コミックウォーカーにて連載中。
現在第1巻が発売中。作者はきぃやんさん。サラダボウルはいいぞ。
絵に描いたような(漫画だけに)(?)ブラック企業に務めるOL、ルノ。
仕事に疲れて帰ると、家のバスルームが異世界に繋がっており、そこに住むのじゃロリ・コイチと出会い、あっちとこっちを行ったり来たりするお話。
異世界転生ではなく、異世界と繋がり行き来するタイプなので、ルノ側の世界での話とコイチ側の世界の話が交互に展開します。ルノとコイチ各々にとっての異世界側での不思議な体験をキッカケにふたりの関係が深まったり、自分自身を見つめ直す機会になったりするので、異世界の冒険やおねロリひゃっほーというよりは、それぞれの成長を楽しむ・楽しめる物語だと思います。
片や魔法が飛び交う殺伐とした世界……みたいな異世界ではなく、現実世界と似たような部分が多くを占めている異世界なのが、前述の互いの成長を際立たせる要素にもなっていて、なかなかいい。
疲れたOLとロリの組み合わせは最高!!!
■ フードコートで、また明日。

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
コミックNewtypeで掲載されていた作品。
単行本は全1巻。作者は成家慎一郎さん。
これは、全国各地のフードコートを食べ歩いたりするグルメ漫画ではない。
黒髪ロングと金髪ギャルの女子高生2人(たまに増える)が放課後に近所のフードコートで駄弁る漫画です。
終始、ただそれだけ。だが、それがいい。
向き不向き、好き嫌いが真っ二つに割れる作品だとは思いますので、まずは上記リンクより何話かお読みになられることを推奨。
コロコロと変わる話題、その切り替わりの速さと唐突さ、話の中身のどうでもよさと、そのまぁまぁな盛り上がり具合が、そんな感じだったなぁ……ってなる。
不思議と「もっと見ていたい」と思える、そんな平和な作品。
ちなみに全1巻ではありますが、(その後の動向は全く見えていませんが)続編となるSEASON2も現在執筆中とのこと。
ありがとうございます、生きがいです。
■ ゆうやけトリップ

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
COMIC FUZにて連載中。
現在第1巻が発売中。作者はともひさん。
新聞部の女の子・茜は不運にも、心霊スポット雑誌をキッカケに学校でみんなが噂するまでに広まった、ご町内心霊スポットの取材を任されてしまう。
彼女は放課後の教室でひとり残っていた転校生・雨村さんに声をかけ、階段と坂の町の心霊スポットの真相を調べるふたりの放課後が始まります。
一話完結形式で、一話一つの心霊スポットの謎を解き明かしていきます。
心霊スポットの謎を解き明かすとは言っても、恐ろしいホラー要素であったり、手に汗握る超常現象との戦い……みたいなものはありません。
どれも真相を知ってしまえば「なんだそんなことか」と言ってしまいそうな、日常のすぐそばに転がっている勘違いから始まったような、優しい怪談。
風景の独特なタッチと書き込みもあいまって、カテゴリ的には怪談漫画なのに、とにかく優しく尊い作品。
ぜひともこのノスタルジーとちょっとのミステリアスが混じり合った、儚い夕焼けを感じてみてほしい。
カラーページの使い方や、各話終わった後に4コマ形式でその一日をしめるというやり方がめっちゃすき。
■ 海が走るエンドロール

★ 第1話: ここで読めます
☆ 第1巻: Kindle
ミステリーボニータにて連載中。
現在第1巻が発売中。作者はたらちねジョンさん。
夫と死別したおばあちゃんが65歳にして映画作りを始める話。
十数年ぶりに訪れた映画館で映像専攻の美大生と出会い、おばあちゃんは映画館のスクリーンよりも客席を気にしている姿から彼に「あなたは映画を作りたい側の人間だ」と指摘され、自分に眠っていた気持ちに気づき、物語が動き出します。
おばあちゃんは彼と同じ美大に入り、映像について学んでいくなかで様々な苦しみや喜びと向き合うことになります。そんな心象風景描写に(登場人物の名前にちなんでか)度々海や水を使った表現が出てくるのですが、それがなかなか効果的で美しい。映画の海に飛び込んだおばあちゃんはどこへ向かうのか。
「何かを始めるのに遅すぎることはない。頭ではそうわかってはいても、実行に移すよりも段々と“やらないための言い訳”に逃げることの方が多くなった。」
そんな言葉にちくっときた人にはぜひとも読んでいただきたい作品。
今年一番重くのしかかってきたけれど、気持ちのいい読後感のある作品でした。
そんな感じで12作品をピックアップしました。
初期段階では20作品を越えていましたが、来年以降の展開次第ではここから這い上がってくる作品もあるかも。
このなかで特に今年何度も読み返したのは『峠鬼』と『きみが死ぬまで恋をしたい』。
『峠鬼』の読んでるときのワクワク感は久々に感じたかもしれない。
『きみが死ぬまで恋をしたい』の儚さと心が締め付けられる百合はとにかく性癖です。ありがとうございます。
このなかから、ひとつでも読んでよかったと思える作品があれば幸いです。
ぜひ手にとってみてほしいです。
それではよいお漫画を、よいお年を。
…
…
…
Kindle氏へ
カート機能まだですかね?
ぼくより
2021.10/18(Mon)
約2年4ヶ月ぶりに有観客の大型ライブへ行った話 / Inori Minase LIVE TOUR 2021 HELLO HORIZON in 横浜アリーナ day.2021/10/17
※
いつもなら同人誌の方に書いていたようなことを、決着をつけたことでその場所がなくなったのでここに吐き出します。
本のような理路整然とした文章ではない(理路整然としとったかアレ?)、ただのド感情なのでうわキツとなったいつでもブラウザバックをお願いします。
作った水瀬いのりさん本はこちらで頒布してます。
気になった方はどうぞ。
little slow step - BOOTH
行ってきました。
行ってました。
水瀬いのりさんのライブツアーは2020年に開催予定だった公演がすべて、世界中を混乱に陥れたある困難の影響を受け中止になったため、ファンクラブイベントや配信を除いた、ライブが主となる本格的なイベントとしては2019年6月に幕を閉じたツアーぶりの、およそ2年4ヶ月ぶり。武道館から約2年4ヶ月が経ったマジ……?
ちなみに席としては前後左右を開けてのキャパ50%以下の収容。
■…オタク
□…空席
■□■
□■□
■□■
みたいな感じ。快適過ぎたよね。
映画館もこうあってほしい(切実)
久々のライブということでただただ純粋に楽しみという感情が一番大きかったのですが、毎年作っていた水瀬いのりさん本に一度決着をつけたこともあり、以降見方が変わっていたので、このライブを通じて私自身との決着としてこの2021年のツアーが一体どういう風に見えるのか、という超個人的な楽しみもありました。
とまぁ、なんかうだうだ言うのは後にして、曲の話に行こうぜ。
M-01. Ready Steady Go!
M-02. ピュアフレーム
M-03. Million Futures
『Ready Steady Go!』から入ってくるとは……。数年ぶりに動いてるいのりさんを生で見て、景色が視界に入って、その瞬間、言葉の外側にあるようなこまけぇこと全てが吹っ飛んでいった。この曲で泣きそうになったの初めてだったよ。これが失われなくてよかった。100%今まで通りではないけれど、それでも目の前にかつてのあの輝きが見えてよかった。なんかもうこの曲で終わりみたいな勢いで書いてるな……。
表題曲とはいえ、『HELLO HORIZON』から入ることはないだろうなと思ってはいたけれど、実際こうくるとおぉってなる。高音は少し抑え気味だったと思う。
このご時世にタオル回すのはいいのだろうか、と思いつつ大盛り上がり。
続けてドチャクソアンセム『ピュアフレーム』のイントロが流れてきて、もっ最高。最後のリハモは何度聴いてもいい、気持ちいい、素晴らしい。
オタクはでっかい唐揚げと両手でフレームをつくる仕草が好き。
この最初の3曲で早くも、「声を出せない」つらさを痛いほど実感。ゆーて普段からそんなにライブ中に声を出すタイプではありませんが、「出せるけど出さない」と「全く出せない」はやはり違う。嗚咽みたいなのが漏れる。たすけてくれ。
M-04. Morning Prism
M-05. アイマイモコ
MCを挟んでおはよう。そしてモコ。やモ。(やっぱりモコなんだよな)
この2曲が終わると一旦はけて、恒例のバンドメンバー紹介。これを待っていた。
今回はいつものオリジナルインストではなく、『Shoo-Bee-Doo-Wap-Wap!』のインストアレンジ。
最後に「そしてボーカルはわたし水瀬いのり~」からのラスサビだけでも歌ったりするのかなと思ったけれど、そんなことはなかったぜ。
しかし、単にボーカルを-1しただけのアレンジではなく、原曲を更にグルーヴィーにアレンジされていたのでかなり気持ちよかった。
みっちーのプレーと手ばっか見てた。ベーシストが好きなので。
バンドメンバーによるインストアレンジ盤出してください。(オタクはすぐ円盤化を要求する)
M-06. クリスタライズ
M-07. Well Wishing Word
バンド紹介を経て衣装チェンジ。
衣装が見えた瞬間、(あれ?これ某調味料氏のデザインか?)と思ってしまった。(今年作った本でイラストを描いてくれた方のひとりです)
誰にも伝わらないと思うのだけれど、本当に見た瞬間彼女のイラストが浮かんだし、それ抜きでもこの衣装はもう『Well Wishing Word』か『クリスタライズ』確定演出だろと思ったら、ドンッて音と一緒にドコカラードコマデーと聞こえてきて無事消滅。YokohamaArena is a neotopia。手前で下がってFu~!↑で上がるとこの音の気持ちよさ、な。当たり前を忘れないでいて、なんだよな。適当なこと言ってるとそろそろ怒られそう。
デジタルサウンドのバンドアレンジはやはりいいものなんですわな。間奏の間、完全にクラブでトロピカルハウス聴いて踊ってる感じになってた。あぁ^~STUDIO COAST(閉館)のサウンドシステムで『クリスタライズ』聴きてぇ~と思いながら気付いたら曲が終わっていた。悔しい。アウトロ一生聴いてたい。
『クリスタライズ』のバンドメンバーインストアレンジ出しませんか?
この白い衣装良すぎない?
良すぎると思う。
良すぎる。
語彙。
無。
。
.
『Well Wishing Word』でバイバイしましたが、まだまだここからです。
M-08. 思い出のカケラ
M-09. ソライロ
M-10. 茜色ノスタルジア
初披露バラード連打。
『茜色ノスタルジア』ほんと聴きたかった。棒を振らずにじっと聞き入っていた。
つか『茜色ノスタルジア』の完成度やばない?
なんか見えたよ。
M-11. HELLO HORIZON
M-12. TRUST IN ETERNITY
続いて、いつもの幕間映像。
今回はお花を植えてそのお花が咲いてなんかわからんけどぶわーって咲いて地平線がドーンで\HELLO HORIZON!/ってやつ。パチンコの演出みたいな言い方になった。
いのりさんが土いじりし始めた瞬間、「これは私信ですわぁ……」と後方腕組み園芸オタク。
しかし、種を蒔くときの種の密度や間隔が気になりすぎて、アカンもうちょっと……とめちゃくちゃ気になってしまった。
まぁでもあの大雑把さがいのりさんなんですわな、と安心もした。わかりますか?
開花を待つ間のベンチに座りながら本を読んでるときのいのりさんが両足をピンと伸ばして座ってる姿めちゃくちゃかわいくなかったですか?今すぐキャプチャ撮りたくなった。ここ今回のライブのベストアクトまである。
あと、これはもはや記憶がアイマイモコで、もしかすると幻視だった可能性があるのですが、たしかこの幕間映像のなかだったと思うのですが、いのりさんが紙かなにかに何かを書いて/描いている?場面があって、その何かを描いてるいのりさんを斜め後ろから抜いてるカメラのカットを見て、「あこれしあわせだった頃のいのりまちの「まちの美術館」(※)にあった絵を描いてるときのいのりさんの写真のカットと同じじゃん」って大興奮。
そんな場面なかったよって場合はすまん。癖になってるんだ、幻視。
※ 毎週いのり画伯がお題に沿った絵を描いて公開するコーナーが旧いのりまちにありました。1ページ目には絵を描いてるいのりさんの写真、2ページ目に実際に描いた絵がアップされてました。斜め後ろからのカットってマジでいいんですよだってメガネのフレーム越しにいのりさんの横顔が見られてですねそれはもうすごいかわいk
しかしあの映像、花の種選択は色の好みで分かれるとしても、飲み物はキリンレモン以外が選ばれることってあるんですかね。地方公演は違った?
千秋楽でようやっとキリンレモンが選ばれたからダブルアンコールが『まっすぐに、トウメイに。』になったとかそういうやつ?
映像後は『HELLO HORIZON』『TRUST IN ETERNITY』と強めの曲をドロップ。
前者は正直なところ特になんとも思ってなかったのですが、ライブ及びアレンジで大化けした。また聴きたい。
「世界に求められる僕なんて どこにもいないと思ってた」って歌詞を彼女が歌ってるのを見ると、考えさせられるものがある。
M-13. Starry Wish
M-14. 三月と群青
イエッタイガー!が聞こえない『Starry Wish』。しかし、およそ人間の動きとは思えないワキワキした動きをするオタクと咲クラはまだ存在していた。
そんなことより、『三月と群青』のアウトロですよ。ツインギターのぶつかり稽古エグいて。武道館の『今を僕らしく生きてくために』のときもそうだったけれど、アウトロを拡張アレンジされるのに本当に弱い。あんなの気持ちよくならないオタクいないよ。
この曲に限った話ではないのですが、音響がしっかりしてたらもっとよかった。全体的に音響わりと残念だったね……。
M-15. Starlight Museum
M-16. アルペジオ
M-17. Sweet Melody
M-18. ココロソマリ
いや、この文脈で『Sweet Melody』を入れてくるのは天才なんよ。
『BLUE COMPASS』のライブツアーで、声ではなく、心のコール・アンド・レスポンスによって完成へと至った(このへんの話は昔のうちの本で書いた)この曲を、他のどの曲でもない、『Starlight Museum』という曲からの流れに組み込んでくるのは、あぁ、あの日見て・感じてきたものは間違ってなかったんだなぁと大変心にくるものがあった。
この『Sweet Melody』の存在は本当に大きかった。
『Starlight Museum』の最後で見せる、やっと(みんなの前で)歌えたって表情ほんま。高音の伸びもここが今日イチだった。
『Starlight Museum』のバック映像見てKH2のOPを思い出したのは秘密。
表の終わりは『ココロソマリ』で。
地味にこの曲、町民集会ではやっていたけれど、ライブがメインとなる自身の大型イベントでは初披露なんですよね。
あとかにかまみたいな色合いのピンクの衣装な。左右対象じゃないのいいよね~わかる~~~ってやつ。
脇腹あいてるって何さ。双眼鏡でガン見したら完全にアカンことしてるみたいな気持ちになった。あれはだめだよ。重いから置いてこおもてた双眼鏡をカバンから抜き忘れててよかった。
MCで脇腹があいてるって言われてからずっと双眼鏡でガン見してたら、本人の口から「バードウォッチングされてる方も、お金を払って会場にこられたわけですし、ぜひ生で見てってくださいね~」みたいなこと言い出して、オイオイオイやること全部見透かされとるやんけ(申し訳なさそうに双眼鏡から目を離す)、ちゅーかそうなんだよこれがいのりさんなんだよな、彼女だって女性声優のライブを見て興奮してきたオタクだからこそ、オタクのやることが手に取るようにわかるしその隙き残して見せてくるのが好きなんだよな、アンコールで『Catch the Rainbow!』でトロッコから降りた後に「みんなも目あったよね~」とか言うのもそう、目はあうためにあるんだよ、目もっと欲しい、たまらねぇぜ(早口)
衣装についてグラデーションが~、という話をされてましたが、そういえばここまでのセトリってわりと空色のグラデーション感あるよな等と意味不明な供述を頭で繰り返していたオタク。
この日の空はキャンバスだったんだ……。
?
EN-1. Dreaming Girls
EN-2. Catch the Rainbow!
EN-3. 僕らは今
WEN-1. まっすぐに、トウメイに。
アンコールはいきなり『Dreaming Girls』。アンコール明けにいきなりあのイントロが鳴るとびっくりする。
ここから2曲はトロッコに乗っての披露。明らかにトロッコが通れるだけの通路が確保されてるけど、どこで使うんだろうと思ってたら忘れた頃に。
トロッコに乗ったいのりさんがみんなに手を振ってくれていて、最高の人生だったなぁ……と思っていたら、その後方、ステージ上で同じタイミングで手を振るもうひとりの存在が。
そう、みっちーです。ベーシスト見過ぎやろこいつ。
みっちーが!私に!手を!?振っt?!??!くrた??!?!?!?!?!!!!!アアァアァアアア!!!!!!
皆さんちゃんと見てましたか???このライブを作っているのはいのりさんだけじゃあないんですよ!!!
ちょうどトロッコが半周したあたり、みんな後ろを向いていてステージに目がいってなかったタイミングでの出来事だったので、これは完全に私に対して振ってくれていたよね。ふふっ。
やっぱりベーシストなんですよね。曲とステージだけでなく、私も支えてくれるベースという存在に感謝。
みっちー、恋慕(キュン)だぜ……。
締めは中止になったツアーの根幹でもある『僕らは今』。
ロックアンセムで最後にみんなでひとつになった。これも生で聴くとわりと印象変わった。
ダブルアンコールはキリンレモン。
『BLUE COMPASS』のライブツアー千秋楽に行けなかったので、WANのオタク共々無事成仏できました。
成仏できてないオタク(ひとり)が多い。
「最後の一曲になってしまいました~」に対して、いつものえぇ~とかイマキタバッカリーが言えないからか、両手のオタク棒で×を作っているオタクを見て、なるほどそういう意思表示もあるのか、と思いつつ、とはいえいのりさんに×を向けるのも気が引けてしまい、私はただただ涙していました。
すべてを出し切った最後を締めくくる5段ジャンプ。
1段でも2段でもないぞ、5段ジャンプだ。
いのりさんと俺たちはどこまでも高く飛べるんだ。
………
……
…
というわけで、久々の有観客ライブ、『Inori Minase LIVE TOUR 2021 HELLO HORIZON』でした。
なんだか、いろいろなことに改めて気づけたライブだったと思う。
これはきっと、配信でのライブ等を見たりした上で、約2年4ヶ月ぶりに有観客のライブで、実際に大きな音で音楽を浴びたからこそわかったこと。
この公演を実際に見て彼女は、私のなかに昔からある“ライブをやるアーティストの極点”に手をかけたと感じた。
これはまだ私のなかで一人しかいなかったので、ようやく二人目を見つけることができた。
セットリストとしては、ライブができていなかった間に増えた未披露曲を含めつつ「そうそう、こういうライブだった」と随所で思い出せる、わりとスタンダードな構成で、何度も「おかえり」「ありがとう」「すき」と声を出したくなる場面があった。(発声禁止)
無事に本公演が開催されるまでの間に、世界にも、彼女にも、自分にもいろいろな変化があり、特に自分の気持ちの変化には今後どう向き合っていくかという点も生まれていたのですが、今回のライブを見て「大丈夫」と思えたのは大きかった。
声を一切出すことができないため、開演前の会場内の会話もほとんどありませんでした。
そんないつもと違う、静かなフロアに落とされた最初の音からの、吹き飛びそうになる程の高まり。景色の変化。
音がひとつ増えるだけで、こんなにも違う世界のように輝き出すのがライブなのか、まるで別の世界で歌い、踊っているようじゃあないか、と今まで何百回とライブに行ってきておきながら、ようやく気付けたような気がします。
始まった途端、心がここがいい、ここでよかったと叫んだ。
やっぱり、ライブはいいですね。
ライブで披露された音楽はもうひとりじゃなく、聴くと感動が蘇る音楽に昇華します。
これからもそんな音楽を増やしていきたい。それが、私がライブで音楽を聴く意味。
またいつか、水瀬いのりさんの目に映るその景色に立っていたい。
この先はきっと明るい。
キングレコードさん、貴重な9~10月のライブツアーをありがとう。
ところで、ひとつ質問いいかな?
俺の、俺たちの『Happy Birthday』どこいった?
(´・ω・`)
(´・ω:;.:…
(´:;….::;.:. :::;.. …..
いつもなら同人誌の方に書いていたようなことを、決着をつけたことでその場所がなくなったのでここに吐き出します。
本のような理路整然とした文章ではない(理路整然としとったかアレ?)、ただのド感情なのでうわキツとなったいつでもブラウザバックをお願いします。
作った水瀬いのりさん本はこちらで頒布してます。
気になった方はどうぞ。
little slow step - BOOTH
行ってきました。
行ってました。
水瀬いのりさんのライブツアーは2020年に開催予定だった公演がすべて、世界中を混乱に陥れたある困難の影響を受け中止になったため、ファンクラブイベントや配信を除いた、ライブが主となる本格的なイベントとしては2019年6月に幕を閉じたツアーぶりの、およそ2年4ヶ月ぶり。武道館から約2年4ヶ月が経ったマジ……?
ちなみに席としては前後左右を開けてのキャパ50%以下の収容。
■…オタク
□…空席
■□■
□■□
■□■
みたいな感じ。快適過ぎたよね。
映画館もこうあってほしい(切実)
久々のライブということでただただ純粋に楽しみという感情が一番大きかったのですが、毎年作っていた水瀬いのりさん本に一度決着をつけたこともあり、以降見方が変わっていたので、このライブを通じて私自身との決着としてこの2021年のツアーが一体どういう風に見えるのか、という超個人的な楽しみもありました。
とまぁ、なんかうだうだ言うのは後にして、曲の話に行こうぜ。
M-01. Ready Steady Go!
M-02. ピュアフレーム
M-03. Million Futures
『Ready Steady Go!』から入ってくるとは……。数年ぶりに動いてるいのりさんを生で見て、景色が視界に入って、その瞬間、言葉の外側にあるようなこまけぇこと全てが吹っ飛んでいった。この曲で泣きそうになったの初めてだったよ。これが失われなくてよかった。100%今まで通りではないけれど、それでも目の前にかつてのあの輝きが見えてよかった。なんかもうこの曲で終わりみたいな勢いで書いてるな……。
表題曲とはいえ、『HELLO HORIZON』から入ることはないだろうなと思ってはいたけれど、実際こうくるとおぉってなる。高音は少し抑え気味だったと思う。
このご時世にタオル回すのはいいのだろうか、と思いつつ大盛り上がり。
続けてドチャクソアンセム『ピュアフレーム』のイントロが流れてきて、もっ最高。最後のリハモは何度聴いてもいい、気持ちいい、素晴らしい。
オタクはでっかい唐揚げと両手でフレームをつくる仕草が好き。
この最初の3曲で早くも、「声を出せない」つらさを痛いほど実感。ゆーて普段からそんなにライブ中に声を出すタイプではありませんが、「出せるけど出さない」と「全く出せない」はやはり違う。嗚咽みたいなのが漏れる。たすけてくれ。
M-04. Morning Prism
M-05. アイマイモコ
MCを挟んでおはよう。そしてモコ。やモ。(やっぱりモコなんだよな)
この2曲が終わると一旦はけて、恒例のバンドメンバー紹介。これを待っていた。
今回はいつものオリジナルインストではなく、『Shoo-Bee-Doo-Wap-Wap!』のインストアレンジ。
最後に「そしてボーカルはわたし水瀬いのり~」からのラスサビだけでも歌ったりするのかなと思ったけれど、そんなことはなかったぜ。
しかし、単にボーカルを-1しただけのアレンジではなく、原曲を更にグルーヴィーにアレンジされていたのでかなり気持ちよかった。
みっちーのプレーと手ばっか見てた。ベーシストが好きなので。
バンドメンバーによるインストアレンジ盤出してください。(オタクはすぐ円盤化を要求する)
M-06. クリスタライズ
M-07. Well Wishing Word
バンド紹介を経て衣装チェンジ。
衣装が見えた瞬間、(あれ?これ某調味料氏のデザインか?)と思ってしまった。(今年作った本でイラストを描いてくれた方のひとりです)
誰にも伝わらないと思うのだけれど、本当に見た瞬間彼女のイラストが浮かんだし、それ抜きでもこの衣装はもう『Well Wishing Word』か『クリスタライズ』確定演出だろと思ったら、ドンッて音と一緒にドコカラードコマデーと聞こえてきて無事消滅。YokohamaArena is a neotopia。手前で下がってFu~!↑で上がるとこの音の気持ちよさ、な。当たり前を忘れないでいて、なんだよな。適当なこと言ってるとそろそろ怒られそう。
デジタルサウンドのバンドアレンジはやはりいいものなんですわな。間奏の間、完全にクラブでトロピカルハウス聴いて踊ってる感じになってた。あぁ^~STUDIO COAST(閉館)のサウンドシステムで『クリスタライズ』聴きてぇ~と思いながら気付いたら曲が終わっていた。悔しい。アウトロ一生聴いてたい。
『クリスタライズ』のバンドメンバーインストアレンジ出しませんか?
この白い衣装良すぎない?
良すぎると思う。
良すぎる。
語彙。
無。
。
.
『Well Wishing Word』でバイバイしましたが、まだまだここからです。
M-08. 思い出のカケラ
M-09. ソライロ
M-10. 茜色ノスタルジア
初披露バラード連打。
『茜色ノスタルジア』ほんと聴きたかった。棒を振らずにじっと聞き入っていた。
つか『茜色ノスタルジア』の完成度やばない?
なんか見えたよ。
M-11. HELLO HORIZON
M-12. TRUST IN ETERNITY
続いて、いつもの幕間映像。
今回はお花を植えてそのお花が咲いてなんかわからんけどぶわーって咲いて地平線がドーンで\HELLO HORIZON!/ってやつ。パチンコの演出みたいな言い方になった。
いのりさんが土いじりし始めた瞬間、「これは私信ですわぁ……」と後方腕組み園芸オタク。
しかし、種を蒔くときの種の密度や間隔が気になりすぎて、アカンもうちょっと……とめちゃくちゃ気になってしまった。
まぁでもあの大雑把さがいのりさんなんですわな、と安心もした。わかりますか?
開花を待つ間のベンチに座りながら本を読んでるときのいのりさんが両足をピンと伸ばして座ってる姿めちゃくちゃかわいくなかったですか?今すぐキャプチャ撮りたくなった。ここ今回のライブのベストアクトまである。
あと、これはもはや記憶がアイマイモコで、もしかすると幻視だった可能性があるのですが、たしかこの幕間映像のなかだったと思うのですが、いのりさんが紙かなにかに何かを書いて/描いている?場面があって、その何かを描いてるいのりさんを斜め後ろから抜いてるカメラのカットを見て、「あこれしあわせ
そんな場面なかったよって場合はすまん。癖になってるんだ、幻視。
※ 毎週いのり画伯がお題に沿った絵を描いて公開するコーナーが旧いのりまちにありました。1ページ目には絵を描いてるいのりさんの写真、2ページ目に実際に描いた絵がアップされてました。斜め後ろからのカットってマジでいいんですよだってメガネのフレーム越しにいのりさんの横顔が見られてですねそれはもうすごいかわいk
しかしあの映像、花の種選択は色の好みで分かれるとしても、飲み物はキリンレモン以外が選ばれることってあるんですかね。地方公演は違った?
千秋楽でようやっとキリンレモンが選ばれたからダブルアンコールが『まっすぐに、トウメイに。』になったとかそういうやつ?
映像後は『HELLO HORIZON』『TRUST IN ETERNITY』と強めの曲をドロップ。
前者は正直なところ特になんとも思ってなかったのですが、ライブ及びアレンジで大化けした。また聴きたい。
「世界に求められる僕なんて どこにもいないと思ってた」って歌詞を彼女が歌ってるのを見ると、考えさせられるものがある。
M-13. Starry Wish
M-14. 三月と群青
イエッタイガー!が聞こえない『Starry Wish』。しかし、およそ人間の動きとは思えないワキワキした動きをするオタクと咲クラはまだ存在していた。
そんなことより、『三月と群青』のアウトロですよ。ツインギターのぶつかり稽古エグいて。武道館の『今を僕らしく生きてくために』のときもそうだったけれど、アウトロを拡張アレンジされるのに本当に弱い。あんなの気持ちよくならないオタクいないよ。
この曲に限った話ではないのですが、音響がしっかりしてたらもっとよかった。全体的に音響わりと残念だったね……。
M-15. Starlight Museum
M-16. アルペジオ
M-17. Sweet Melody
M-18. ココロソマリ
いや、この文脈で『Sweet Melody』を入れてくるのは天才なんよ。
『BLUE COMPASS』のライブツアーで、声ではなく、心のコール・アンド・レスポンスによって完成へと至った(このへんの話は昔のうちの本で書いた)この曲を、他のどの曲でもない、『Starlight Museum』という曲からの流れに組み込んでくるのは、あぁ、あの日見て・感じてきたものは間違ってなかったんだなぁと大変心にくるものがあった。
この『Sweet Melody』の存在は本当に大きかった。
『Starlight Museum』の最後で見せる、やっと(みんなの前で)歌えたって表情ほんま。高音の伸びもここが今日イチだった。
『Starlight Museum』のバック映像見てKH2のOPを思い出したのは秘密。
表の終わりは『ココロソマリ』で。
地味にこの曲、町民集会ではやっていたけれど、ライブがメインとなる自身の大型イベントでは初披露なんですよね。
あと
脇腹あいてるって何さ。双眼鏡でガン見したら完全にアカンことしてるみたいな気持ちになった。あれはだめだよ。重いから置いてこおもてた双眼鏡をカバンから抜き忘れててよかった。
MCで脇腹があいてるって言われてからずっと双眼鏡でガン見してたら、本人の口から「バードウォッチングされてる方も、お金を払って会場にこられたわけですし、ぜひ生で見てってくださいね~」みたいなこと言い出して、オイオイオイやること全部見透かされとるやんけ(申し訳なさそうに双眼鏡から目を離す)、ちゅーかそうなんだよこれがいのりさんなんだよな、彼女だって女性声優のライブを見て興奮してきたオタクだからこそ、オタクのやることが手に取るようにわかるしその隙き残して見せてくるのが好きなんだよな、アンコールで『Catch the Rainbow!』でトロッコから降りた後に「みんなも目あったよね~」とか言うのもそう、目はあうためにあるんだよ、目もっと欲しい、たまらねぇぜ(早口)
衣装についてグラデーションが~、という話をされてましたが、そういえばここまでのセトリってわりと空色のグラデーション感あるよな等と意味不明な供述を頭で繰り返していたオタク。
この日の空はキャンバスだったんだ……。
?
EN-1. Dreaming Girls
EN-2. Catch the Rainbow!
EN-3. 僕らは今
WEN-1. まっすぐに、トウメイに。
アンコールはいきなり『Dreaming Girls』。アンコール明けにいきなりあのイントロが鳴るとびっくりする。
ここから2曲はトロッコに乗っての披露。明らかにトロッコが通れるだけの通路が確保されてるけど、どこで使うんだろうと思ってたら忘れた頃に。
トロッコに乗ったいのりさんがみんなに手を振ってくれていて、最高の人生だったなぁ……と思っていたら、その後方、ステージ上で同じタイミングで手を振るもうひとりの存在が。
そう、みっちーです。ベーシスト見過ぎやろこいつ。
みっちーが!私に!手を!?振っt?!??!くrた??!?!?!?!?!!!!!アアァアァアアア!!!!!!
皆さんちゃんと見てましたか???このライブを作っているのはいのりさんだけじゃあないんですよ!!!
ちょうどトロッコが半周したあたり、みんな後ろを向いていてステージに目がいってなかったタイミングでの出来事だったので、これは完全に私に対して振ってくれていたよね。ふふっ。
やっぱりベーシストなんですよね。曲とステージだけでなく、私も支えてくれるベースという存在に感謝。
みっちー、恋慕(キュン)だぜ……。
締めは中止になったツアーの根幹でもある『僕らは今』。
ロックアンセムで最後にみんなでひとつになった。これも生で聴くとわりと印象変わった。
ダブルアンコールはキリンレモン。
『BLUE COMPASS』のライブツアー千秋楽に行けなかったので、WANのオタク共々無事成仏できました。
成仏できてないオタク(ひとり)が多い。
「最後の一曲になってしまいました~」に対して、いつものえぇ~とかイマキタバッカリーが言えないからか、両手のオタク棒で×を作っているオタクを見て、なるほどそういう意思表示もあるのか、と思いつつ、とはいえいのりさんに×を向けるのも気が引けてしまい、私はただただ涙していました。
すべてを出し切った最後を締めくくる5段ジャンプ。
1段でも2段でもないぞ、5段ジャンプだ。
いのりさんと俺たちはどこまでも高く飛べるんだ。
………
……
…
というわけで、久々の有観客ライブ、『Inori Minase LIVE TOUR 2021 HELLO HORIZON』でした。
なんだか、いろいろなことに改めて気づけたライブだったと思う。
これはきっと、配信でのライブ等を見たりした上で、約2年4ヶ月ぶりに有観客のライブで、実際に大きな音で音楽を浴びたからこそわかったこと。
この公演を実際に見て彼女は、私のなかに昔からある“ライブをやるアーティストの極点”に手をかけたと感じた。
これはまだ私のなかで一人しかいなかったので、ようやく二人目を見つけることができた。
セットリストとしては、ライブができていなかった間に増えた未披露曲を含めつつ「そうそう、こういうライブだった」と随所で思い出せる、わりとスタンダードな構成で、何度も「おかえり」「ありがとう」「すき」と声を出したくなる場面があった。(発声禁止)
無事に本公演が開催されるまでの間に、世界にも、彼女にも、自分にもいろいろな変化があり、特に自分の気持ちの変化には今後どう向き合っていくかという点も生まれていたのですが、今回のライブを見て「大丈夫」と思えたのは大きかった。
声を一切出すことができないため、開演前の会場内の会話もほとんどありませんでした。
そんないつもと違う、静かなフロアに落とされた最初の音からの、吹き飛びそうになる程の高まり。景色の変化。
音がひとつ増えるだけで、こんなにも違う世界のように輝き出すのがライブなのか、まるで別の世界で歌い、踊っているようじゃあないか、と今まで何百回とライブに行ってきておきながら、ようやく気付けたような気がします。
始まった途端、心がここがいい、ここでよかったと叫んだ。
やっぱり、ライブはいいですね。
ライブで披露された音楽はもうひとりじゃなく、聴くと感動が蘇る音楽に昇華します。
これからもそんな音楽を増やしていきたい。それが、私がライブで音楽を聴く意味。
またいつか、水瀬いのりさんの目に映るその景色に立っていたい。
この先はきっと明るい。
キングレコードさん、貴重な9~10月のライブツアーをありがとう。
ところで、ひとつ質問いいかな?
俺の、俺たちの『Happy Birthday』どこいった?
(´・ω・`)
(´・ω:;.:…
(´:;….::;.:. :::;.. …..
Inori Minase LIVE TOUR 2021 HELLO HORIZON in 横浜アリーナ
day.2021/10/17
SETLIST
<Opening>
M-01. Ready Steady Go!
M-02. ピュアフレーム
M-03. Million Futures
<MC-1>
M-04. Morning Prism
M-05. アイマイモコ
<バンドメンバー紹介>
<Shoo-Bee-Doo-Wap-Wap! (Instrumental Band Arrange)>
M-06. クリスタライズ
M-07. Well Wishing Word
<MC-2>
M-08. 思い出のカケラ
M-09. ソライロ
M-10. 茜色ノスタルジア
<Short Movie>
M-11. HELLO HORIZON
M-12. TRUST IN ETERNITY
<MC-3>
M-13. Starry Wish
M-14. 三月と群青
M-15. Starlight Museum
M-16. アルペジオ
M-17. Sweet Melody
<MC-4>
M-18. ココロソマリ
EN-1. Dreaming Girls
EN-2. Catch the Rainbow!
<MC-5>
EN-3. 僕らは今
<MC-6>
WEN-1. まっすぐに、トウメイに。
fin.
2021.05/26(Wed)
ペーパー?いいえ、これは本です。/最高のフォーマット『4ページ同人誌』のススメ
八ツ橋グミうまい。
R氏です。
突然ですが
■ 4ページ同人誌ってご存知?
皆さん、4ページ同人誌というフォーマットをご存知でしょうか。
ご存知ないですね。
過去なんとなく思いついて、弊サークルにて二度このフォーマットで本を作ったことがあるのですが、これが思いの外いいフォーマットだったので、それに関するTIPSのような雑感等をつらつらと書き残しておこうと思います。
ちなみに、現物はこういう感じのものです。

……まぁあの、世間一般ではペーパーと呼ばれる部類のものです。
が、いえ、これは「4ページの同人誌」です。
誰になんと言われようとも、これは「4ページの同人誌」です。
■ どうやって作るの?
実際にやった印刷仕様は下記の通りになります。
印刷種別・方法としては、(呼称は印刷所によりますが)いわゆるチラシ印刷でいけます。
用紙はあまり厚いものを選ばないほうがいいです。折れない紙は無いですが、あまり厚い紙だと折り目の紙の割れ目が目立つ可能性があります。でも、あまり薄い紙を選ぶとあまりにもペーパー過ぎるので、いつも選んでるものよりも一段階厚めくらいがちょうどいいかもしれません。
一番気をつけてほしい点としては、用紙サイズです。最終的に一般的な同人誌のサイズ(B5縦)にしたいのであれば、B4横で印刷してください。(半分に折るとB5縦と同等になります)
ここをミスると思ってたサイズと違うものになってしまうので、半分に折った時に自分のやりたいサイズになるのはどの大きさか?をしっかり調べてから始めましょう。
印刷費としては両面フルカラーのオフセットで刷ってもこれで数千円です。(セールや紙の在庫状況、情勢によって上下します)
オフセットにしても大して変わらないので、オフセット推奨。紙をいわゆる高級紙(高級紙!)にしても、ものによりますが印刷費の桁数が変わるレベルの劇的な変化はありません。印刷所から請求した紙サンプルでしか見たことなかったような、めっちゃいい手触りの紙や最高の見た目の特殊紙で本が作れるチャンスでもあります。ぜひこだわってみてほしいです。
■ 4ページ同人誌のなにがいいの?
簡単にメリットを並べてみます。
まず、普通に一冊作るよりも圧倒的にカロリーオフというのは大きい。とはいえ、気持ちとしては普通に一冊作るくらいの意気込みで望むのがよいです。「今回4ページだし……」だなんて決して思わないことだ!な!本を作ったことがある人なら、その気持ちが後々どうなるかわかるだろ!?
初ジャンルでの探りを入れるのに最適。たとえば今回の頒布場所が自分にとって初めてのジャンルだった場合。いきなりノーマルな一冊を用意するのもいいですが、「まずはちょっと探りを入れてみたい……」「まずはこのテーマだけについてミニマムに始めていきたい」という時に、ぜひこのフォーマットをやってみてください。ペーパー以上のものを作れば、そのジャンルでスタートラインを切った自分の気持ち的にもいろいろ違ってくると思います。
あと実際やってみて一番ありがたかったのが、自宅からの搬入のしやすさ。100部用意したとしても、実際には200枚分くらいの厚さしかないので、持ち運びがめちゃくちゃ楽。在庫を持ち帰るのはもっと楽。
印刷面でもいい点があります。通常だと、表紙の紙は何にして加工はどうして、本文用紙はこれで……みたいなステップがありますが、4ページ同人誌の場合は基本的に「紙はこれ」、以上です。
もちろんやろうと思えば、折り加工(納品時にあらかじめ2つ折りにしてくれること、後述します)や角丸加工(四隅を丸く切ってもらうこと)などやれることはいろいろありますが、ミニマムにやるのならまじで「紙はこれ」で終わります。
とは言うもののせっかくなら何か……と思われた方は、普段の上質紙やコート紙とは違った少し高めの紙を選んでみることをおすすめします。普通の本とはページ数が桁違いなので、そんなちょっといい紙を選んでも印刷費が跳ね上がることもありません。(ものによりますが)
そこにこだわると、ペーパーだと思って手にとってくれた100人中50人くらいには(お……?これ思ったよりも……)と思ってもらえます。実際に自分が作って頒布したときも、わざわざスペースに戻ってきて「思ったよりも全体の質感がよかった」みたいなことを言ってくれる方がいました。ありがたいですね。
そしてこれ、個人的に結構でかい気がするのですが、再販が容易です。そもそもとして、このフォーマットは少部数(50~100部程度)で頒布するためのものですが、思ったよりもウケがよくて次回参加時に新刊のお供に少し追加して持ち込みたいといった時に、普通なら再販という最もリスキーな行為もこれなら元が安いので(そこまで)痛くありません。
私も2回目の4ページ同人誌はその後再販をしたことがあります。
■ いいのはわかったけど、デメリットはないの?
当然あります。
どう見てもペーパーです。本当にありがとうございました。
……それは事実ですが、諦めてはいけない。
そう、これは本なのです。大事なのは、冒頭にも書いたように、誰になんと言われようとも、これは「4ページの同人誌」です、という気持ちを強く持つことです。
実際に即売会で「新かn……このペーパーを1枚」みたいに言われても、「新刊一部ですね!!!!!○○円です!!!!!」と元気に受け答えしましょう。作者がそうある限り、それは間違いなく「4ページの同人誌」なのです。狂ってるくらいがちょうどいい。
ただこのフォーマットに慣れきってしまうのもアレなので、たまにやるくらいにとどめたほうがいい気はします。
あと4ページなので、掲載内容についてあれもこれもというわけにはいきません。「16ページ予定だったけど作り始めたらいろいろあって24ページになってしまった」みたいなことは絶対に許されないフォーマットです。事前にしっかりと、「今回はこのことについてミニマムにしっかり簡潔に伝える・まとめる」ということを決めてから挑みましょう。そういった力がつくフォーマットでもあるかもしれません。
このフォーマットの宿命であり、最大の萎え要素。それが折り作業です。最終的なサイズの2倍の大きさでチラシ印刷をするので、それが届いてから自分で半分に折って本の体裁に整える作業が必要になります。これがしぬほどめんどくさい。数十~MAX百部程度の少部数フォーマットとはいえ、やはり100回程度は折って折って折って……ということをしなければなりません。40/100に来たくらいで「なんだこれは……」という気持ちになります。
印刷所によっては、先述した折り加工や折り目をつけた状態(実際には折られていない)で納品してくれるオプションが選べる場合もありますが、基本的に有償オプションであるのと、そういった加工は思った以上の印刷費のプラスになるので、そこは届いてから頑張って自分で折ったほうがいいです。折ったときの多少のズレも手作り感という味になります。
1,000部とか10,000部とかじゃない、たった数十~MAX百部程度、ちょっと頑張りゃ終わる……と自分に言い聞かせて最後の作業を頑張ろう。
そして、リアルイベントが開催されづらい昨今において結構な逆風なのですが、この4ページ同人誌は店舗への委託頒布や通販に全く向いていません。あと自家通販しようにも、送料が本誌頒布価格の何倍にもなってしまいます。頒布価格が1部100円だとして、たとえばBOOTHのあんしんBOOTHパックで頒布しようものなら、3.7倍の送料が発生します。さすがにちょっと……感がある。
なので、このご時世にこんな記事をここまで書いておきながらアレなのですが、これはリアルイベントでの頒布に適したフォーマットなのかもしれません……。
■ いかがでしたか?
4ページ同人誌の素晴らしさや注意すべきところが伝わっていれば幸いです。
ちなみに、これは自分がお世話になった印刷所のTwitterアカウントのツイートなのですが
これを見た瞬間、(あれ、私信かな?)と思ってしまった。
そう。4ページ同人誌、もはやこれは印刷所に認められたフォーマットと言っても過言ではないのです。
「ちょっとなにか作ってみようかな……」「いきなり16ページはしんどい」という人に適した簡易フォーマット、4ページ同人誌。
これは様々な可能性を秘めていると思います。
そのジャンルで初めて出す本でもいいし、なんなら初めて作る同人誌がこれでもいいかもしれません。
4ページだからといって決してお手軽とは言い切れませんが、なにかを「作ったぞ!」という達成感や充足感はしっかり得られます。
もし今、自分のなかに何かをやってみたい気持ちが湧いてきている方がいたら、まずはこのフォーマットで一歩を踏み出してみませんか。
やろうぜ、4ページ同人誌!
結構いいもんだよこれ。
★ちぃちゃいお宣伝★
弊サークルにて作った女性声優・水瀬いのりさんのファンブックをBOOTHにて頒布中です。
4ページ同人誌ははるか昔に完売してしまったのでもうありませんが……。
little slow step - BOOTH
R氏です。
突然ですが
■ 4ページ同人誌ってご存知?
皆さん、4ページ同人誌というフォーマットをご存知でしょうか。
ご存知ないですね。
過去なんとなく思いついて、弊サークルにて二度このフォーマットで本を作ったことがあるのですが、これが思いの外いいフォーマットだったので、それに関するTIPSのような雑感等をつらつらと書き残しておこうと思います。
ちなみに、現物はこういう感じのものです。

……まぁあの、世間一般ではペーパーと呼ばれる部類のものです。
が、いえ、これは「4ページの同人誌」です。
誰になんと言われようとも、これは「4ページの同人誌」です。
■ どうやって作るの?
実際にやった印刷仕様は下記の通りになります。
印刷所:グラフィック/コミグラ
印刷方法:オフセット印刷
印刷種別:B4チラシ・フライヤー
納期:10日納期
印刷仕様:両面カラー
用紙:上質135kg・100枚
印刷種別・方法としては、(呼称は印刷所によりますが)いわゆるチラシ印刷でいけます。
用紙はあまり厚いものを選ばないほうがいいです。折れない紙は無いですが、あまり厚い紙だと折り目の紙の割れ目が目立つ可能性があります。でも、あまり薄い紙を選ぶとあまりにもペーパー過ぎるので、いつも選んでるものよりも一段階厚めくらいがちょうどいいかもしれません。
一番気をつけてほしい点としては、用紙サイズです。最終的に一般的な同人誌のサイズ(B5縦)にしたいのであれば、B4横で印刷してください。(半分に折るとB5縦と同等になります)
ここをミスると思ってたサイズと違うものになってしまうので、半分に折った時に自分のやりたいサイズになるのはどの大きさか?をしっかり調べてから始めましょう。
印刷費としては両面フルカラーのオフセットで刷ってもこれで数千円です。(セールや紙の在庫状況、情勢によって上下します)
オフセットにしても大して変わらないので、オフセット推奨。紙をいわゆる高級紙(高級紙!)にしても、ものによりますが印刷費の桁数が変わるレベルの劇的な変化はありません。印刷所から請求した紙サンプルでしか見たことなかったような、めっちゃいい手触りの紙や最高の見た目の特殊紙で本が作れるチャンスでもあります。ぜひこだわってみてほしいです。
■ 4ページ同人誌のなにがいいの?
簡単にメリットを並べてみます。
メリット
・普通に一冊作るよりもカロリーオフ
・自宅からの搬入が楽
・初ジャンルでの探りを入れるのに最適
・ひとつのテーマについてまとめるのに最適
・ちょっと良い紙を使っても(そこまで)高くない
・ちょっと変わった印刷仕様で刷っても(そこまで)高くない
・再販が容易
まず、普通に一冊作るよりも圧倒的にカロリーオフというのは大きい。とはいえ、気持ちとしては普通に一冊作るくらいの意気込みで望むのがよいです。「今回4ページだし……」だなんて決して思わないことだ!な!本を作ったことがある人なら、その気持ちが後々どうなるかわかるだろ!?
初ジャンルでの探りを入れるのに最適。たとえば今回の頒布場所が自分にとって初めてのジャンルだった場合。いきなりノーマルな一冊を用意するのもいいですが、「まずはちょっと探りを入れてみたい……」「まずはこのテーマだけについてミニマムに始めていきたい」という時に、ぜひこのフォーマットをやってみてください。ペーパー以上のものを作れば、そのジャンルでスタートラインを切った自分の気持ち的にもいろいろ違ってくると思います。
あと実際やってみて一番ありがたかったのが、自宅からの搬入のしやすさ。100部用意したとしても、実際には200枚分くらいの厚さしかないので、持ち運びがめちゃくちゃ楽。在庫を持ち帰るのはもっと楽。
印刷面でもいい点があります。通常だと、表紙の紙は何にして加工はどうして、本文用紙はこれで……みたいなステップがありますが、4ページ同人誌の場合は基本的に「紙はこれ」、以上です。
もちろんやろうと思えば、折り加工(納品時にあらかじめ2つ折りにしてくれること、後述します)や角丸加工(四隅を丸く切ってもらうこと)などやれることはいろいろありますが、ミニマムにやるのならまじで「紙はこれ」で終わります。
とは言うもののせっかくなら何か……と思われた方は、普段の上質紙やコート紙とは違った少し高めの紙を選んでみることをおすすめします。普通の本とはページ数が桁違いなので、そんなちょっといい紙を選んでも印刷費が跳ね上がることもありません。(ものによりますが)
そこにこだわると、ペーパーだと思って手にとってくれた100人中50人くらいには(お……?これ思ったよりも……)と思ってもらえます。実際に自分が作って頒布したときも、わざわざスペースに戻ってきて「思ったよりも全体の質感がよかった」みたいなことを言ってくれる方がいました。ありがたいですね。
そしてこれ、個人的に結構でかい気がするのですが、再販が容易です。そもそもとして、このフォーマットは少部数(50~100部程度)で頒布するためのものですが、思ったよりもウケがよくて次回参加時に新刊のお供に少し追加して持ち込みたいといった時に、普通なら再販という最もリスキーな行為もこれなら元が安いので(そこまで)痛くありません。
私も2回目の4ページ同人誌はその後再販をしたことがあります。
■ いいのはわかったけど、デメリットはないの?
当然あります。
デメリット
・どうあがいても見た目はペーパー(要:本だと言い張る勇気)
・たくさんの話題を扱う紙面的余裕はない
・折るのがしぬほどめんどくさい
・店舗への委託頒布や通販に全く向いていない
どう見てもペーパーです。本当にありがとうございました。
……それは事実ですが、諦めてはいけない。
そう、これは本なのです。大事なのは、冒頭にも書いたように、誰になんと言われようとも、これは「4ページの同人誌」です、という気持ちを強く持つことです。
実際に即売会で「新かn……このペーパーを1枚」みたいに言われても、「新刊一部ですね!!!!!○○円です!!!!!」と元気に受け答えしましょう。作者がそうある限り、それは間違いなく「4ページの同人誌」なのです。狂ってるくらいがちょうどいい。
ただこのフォーマットに慣れきってしまうのもアレなので、たまにやるくらいにとどめたほうがいい気はします。
あと4ページなので、掲載内容についてあれもこれもというわけにはいきません。「16ページ予定だったけど作り始めたらいろいろあって24ページになってしまった」みたいなことは絶対に許されないフォーマットです。事前にしっかりと、「今回はこのことについてミニマムにしっかり簡潔に伝える・まとめる」ということを決めてから挑みましょう。そういった力がつくフォーマットでもあるかもしれません。
このフォーマットの宿命であり、最大の萎え要素。それが折り作業です。最終的なサイズの2倍の大きさでチラシ印刷をするので、それが届いてから自分で半分に折って本の体裁に整える作業が必要になります。これがしぬほどめんどくさい。数十~MAX百部程度の少部数フォーマットとはいえ、やはり100回程度は折って折って折って……ということをしなければなりません。40/100に来たくらいで「なんだこれは……」という気持ちになります。
印刷所によっては、先述した折り加工や折り目をつけた状態(実際には折られていない)で納品してくれるオプションが選べる場合もありますが、基本的に有償オプションであるのと、そういった加工は思った以上の印刷費のプラスになるので、そこは届いてから頑張って自分で折ったほうがいいです。折ったときの多少のズレも手作り感という味になります。
1,000部とか10,000部とかじゃない、たった数十~MAX百部程度、ちょっと頑張りゃ終わる……と自分に言い聞かせて最後の作業を頑張ろう。
そして、リアルイベントが開催されづらい昨今において結構な逆風なのですが、この4ページ同人誌は店舗への委託頒布や通販に全く向いていません。あと自家通販しようにも、送料が本誌頒布価格の何倍にもなってしまいます。頒布価格が1部100円だとして、たとえばBOOTHのあんしんBOOTHパックで頒布しようものなら、3.7倍の送料が発生します。さすがにちょっと……感がある。
なので、このご時世にこんな記事をここまで書いておきながらアレなのですが、これはリアルイベントでの頒布に適したフォーマットなのかもしれません……。
■ いかがでしたか?
4ページ同人誌の素晴らしさや注意すべきところが伝わっていれば幸いです。
ちなみに、これは自分がお世話になった印刷所のTwitterアカウントのツイートなのですが
折れば本だよ!(4ページ)https://t.co/bJI4SWf6Te https://t.co/2WEmW7qS79
— コミグラ🐸同人誌・グッズの印刷なら (@comic_graphic) May 2, 2021
これを見た瞬間、(あれ、私信かな?)と思ってしまった。
そう。4ページ同人誌、もはやこれは印刷所に認められたフォーマットと言っても過言ではないのです。
「ちょっとなにか作ってみようかな……」「いきなり16ページはしんどい」という人に適した簡易フォーマット、4ページ同人誌。
これは様々な可能性を秘めていると思います。
そのジャンルで初めて出す本でもいいし、なんなら初めて作る同人誌がこれでもいいかもしれません。
4ページだからといって決してお手軽とは言い切れませんが、なにかを「作ったぞ!」という達成感や充足感はしっかり得られます。
もし今、自分のなかに何かをやってみたい気持ちが湧いてきている方がいたら、まずはこのフォーマットで一歩を踏み出してみませんか。
やろうぜ、4ページ同人誌!
結構いいもんだよこれ。
★ちぃちゃいお宣伝★
弊サークルにて作った女性声優・水瀬いのりさんのファンブックをBOOTHにて頒布中です。
4ページ同人誌ははるか昔に完売してしまったのでもうありませんが……。
little slow step - BOOTH
2021.05/02(Sun)
水瀬いのりさんの声優デビュー10周年とアーティストデビュー5周年をみんなでワイワイお祝いする本/エアコミケ3新刊『いのりうむ - reprise -』ノコト
ねこ吸いたい。
れんちーさんです。
水瀬いのりさんの声優デビュー10周年とアーティストデビュー5周年を同時に祝い、先の時代へ進むための本『いのりうむ - reprise -』が完成しました。
イラストあり、文字たくさんあり、幻視あり、特殊企画ページあり、箔押しあり、遊び紙あり……みんなと一緒だからこそできた、Loveが重めの薄い本です。
紙の重さ以上のずっしり感を味わっていただければ幸いです。
・特設サイト
https://ive3.com/mah/lss/inorium_reprise/
・BOOTH商品URL
https://little-slow-step.booth.pm/items/2872145
■ 今回はゲストがおります
今回、『いのりうむ』をベースとしつつも、弊サークルとしては珍しくゲストをお招きした(2人以上の参加は2016年の『こえらぶ!Act.03』ぶり)のは、特設にも書いた「思い出す瞬間・景色が同じでも、思い出は人の数だけある」に基づいています。
本企画が走り始めてすぐの頃から、「これだけ長い時間の経過を扱うのだから、いろいろな人の視点や思い出が必要だ」と思い、今回コミケ後とかによく話していた、させぷさん・ごまさん・ゆあさんの3名にお声がけしました。
そんな上記3名+まっつんの4名に思いのままにやっていただきましたイラスト見開きページは、結果として誰一人としてキャラ・場面ともに被ることはありませんでした。
「このメンツなら絶対被らない」という謎の自信があったので、予め「被り厳禁」みたいなレギュも設けませんでした。(もし仮に被っても、別にそれはその人の「好き」なのであって、そういうのが詰まっているからこそ同人誌であるのだから、規定で否定するのもおかしな話でしょう?というのもあった)
そしていざ出揃ってみると、予想通り全員違っていて、それだけ水瀬いのりさんの演技の幅広さや人を魅了する瞬間の多さを実感しました。
■ 中身のこと少し
文章面では、『いのりうむ』レベルの文量と圧を紙面に叩き込みました。過去の本で書いたことと同じようなことを書いてもしょーもないので、すべて掘り起こしてからの始まりだったりでいろいろと大変でしたが、まぁ“いつもの感じ”になりました。歌詞みたいな文字列や言い回しが出てきたら、こいつここで最高に筆が乗ってたんだなって思ってもらえば正解です(自分の癖)(毎回そう)
サンプルも載せていない、現状「水瀬いのりさんは“人間”である」というタイトル以外一切不明な最後の見開きは、ひとりの声優さんを長年見て毎年節目にそのことを考えてきたアンサーであり、うちのサークルの、この本(フォーマット)じゃないと収録できないお話なので、タイトルデザイン等まで含めてお楽しみください。
(文中で扱ってる題のその道のガチの人からしたらツッコミどころはあるかと思いますが、大目に見てくだち……)
まっつんといんやんもたくさん頑張ってくれました。いままでで一番、あーでもないこーでもないとか、ここはこうしたほうがいいのでは?こういうことをしてはどうか?みたいなことをぶつけ合ったかもしれない。
作り上げてきた“いつもどおり”を発展させたものや、それをベースにはじめてやってみること、過去作で新しく得た概念の応用等、ここにも5年やそれ以上の歴史の積み重ねがあります。
そういえば、2022年末でこのサークルも活動10周年らしい。ひぇ……。
■ さいごに、さいごの話
弊サークルの声優さん本・水瀬いのりさん本はこの『いのりうむ - reprise -』をもって最後となります。
『こえらぶ!』から始まって、年一ペースで作ってきた声優さん本の終着点がここになります。よく見ると、7冊中6冊で水瀬いのりさんのことを書いてきている恐怖。アーティストデビューしてからのことは毎年暮れにすべて書いてきていることにもなる。
ニッチ・オブ・ニッチなこのジャンルで、たくさんの唯一無二を皆さんの前に置いてこれた気がします。(とはいえ、4ページ同人誌っていう製本フォーマットは誰かにもやってみてほしかったなぁと思いつつ)
まったく参考にならない本ばかりだと思いますが、これからのどこかの誰かのこんな感じのをやってみようになれば……ならねぇか……。
今回はオンラインでの頒布となります。
こんな仕様とご時世なもので、あまり数は用意できていないのですが、めぐり合わせがあった際には、お手にとってみていただければ嬉しいです。
同じ趣味や志し、共通の“好き”を持つ人たちが集まって、好きなことを、好きなように、好きなだけやって、好きをカタチにする。
個人でも、自分の好きなものをこれでもかと紙面にぶちまける。
それこそが真の同人誌だと思って、ずっと続けてきました。
今回の『いのりうむ - reprise -』はその極み。とても同人誌らしい同人誌になったと思います。
ただ集まった・集めただけではありません。企画・総括者であろうと、ゲストであろうと、役割はあれど皆同じ“好き”をもとに集まった参加者です。
たしかにこれは、みんなで一緒に作った愛の結晶。
ご期待ください。
れんちーさんです。
水瀬いのりさんの声優デビュー10周年とアーティストデビュー5周年を同時に祝い、先の時代へ進むための本『いのりうむ - reprise -』が完成しました。
イラストあり、文字たくさんあり、幻視あり、特殊企画ページあり、箔押しあり、遊び紙あり……みんなと一緒だからこそできた、Loveが重めの薄い本です。
紙の重さ以上のずっしり感を味わっていただければ幸いです。
・特設サイト
https://ive3.com/mah/lss/inorium_reprise/
・BOOTH商品URL
https://little-slow-step.booth.pm/items/2872145
■ 今回はゲストがおります
今回、『いのりうむ』をベースとしつつも、弊サークルとしては珍しくゲストをお招きした(2人以上の参加は2016年の『こえらぶ!Act.03』ぶり)のは、特設にも書いた「思い出す瞬間・景色が同じでも、思い出は人の数だけある」に基づいています。
本企画が走り始めてすぐの頃から、「これだけ長い時間の経過を扱うのだから、いろいろな人の視点や思い出が必要だ」と思い、今回コミケ後とかによく話していた、させぷさん・ごまさん・ゆあさんの3名にお声がけしました。
そんな上記3名+まっつんの4名に思いのままにやっていただきましたイラスト見開きページは、結果として誰一人としてキャラ・場面ともに被ることはありませんでした。
「このメンツなら絶対被らない」という謎の自信があったので、予め「被り厳禁」みたいなレギュも設けませんでした。(もし仮に被っても、別にそれはその人の「好き」なのであって、そういうのが詰まっているからこそ同人誌であるのだから、規定で否定するのもおかしな話でしょう?というのもあった)
そしていざ出揃ってみると、予想通り全員違っていて、それだけ水瀬いのりさんの演技の幅広さや人を魅了する瞬間の多さを実感しました。
■ 中身のこと少し
文章面では、『いのりうむ』レベルの文量と圧を紙面に叩き込みました。過去の本で書いたことと同じようなことを書いてもしょーもないので、すべて掘り起こしてからの始まりだったりでいろいろと大変でしたが、まぁ“いつもの感じ”になりました。歌詞みたいな文字列や言い回しが出てきたら、こいつここで最高に筆が乗ってたんだなって思ってもらえば正解です(自分の癖)(毎回そう)
サンプルも載せていない、現状「水瀬いのりさんは“人間”である」というタイトル以外一切不明な最後の見開きは、ひとりの声優さんを長年見て毎年節目にそのことを考えてきたアンサーであり、うちのサークルの、この本(フォーマット)じゃないと収録できないお話なので、タイトルデザイン等まで含めてお楽しみください。
(文中で扱ってる題のその道のガチの人からしたらツッコミどころはあるかと思いますが、大目に見てくだち……)
まっつんといんやんもたくさん頑張ってくれました。いままでで一番、あーでもないこーでもないとか、ここはこうしたほうがいいのでは?こういうことをしてはどうか?みたいなことをぶつけ合ったかもしれない。
作り上げてきた“いつもどおり”を発展させたものや、それをベースにはじめてやってみること、過去作で新しく得た概念の応用等、ここにも5年やそれ以上の歴史の積み重ねがあります。
そういえば、2022年末でこのサークルも活動10周年らしい。ひぇ……。
■ さいごに、さいごの話
弊サークルの声優さん本・水瀬いのりさん本はこの『いのりうむ - reprise -』をもって最後となります。
『こえらぶ!』から始まって、年一ペースで作ってきた声優さん本の終着点がここになります。よく見ると、7冊中6冊で水瀬いのりさんのことを書いてきている恐怖。アーティストデビューしてからのことは毎年暮れにすべて書いてきていることにもなる。
ニッチ・オブ・ニッチなこのジャンルで、たくさんの唯一無二を皆さんの前に置いてこれた気がします。(とはいえ、4ページ同人誌っていう製本フォーマットは誰かにもやってみてほしかったなぁと思いつつ)
まったく参考にならない本ばかりだと思いますが、これからのどこかの誰かのこんな感じのをやってみようになれば……ならねぇか……。
今回はオンラインでの頒布となります。
こんな仕様とご時世なもので、あまり数は用意できていないのですが、めぐり合わせがあった際には、お手にとってみていただければ嬉しいです。
同じ趣味や志し、共通の“好き”を持つ人たちが集まって、好きなことを、好きなように、好きなだけやって、好きをカタチにする。
個人でも、自分の好きなものをこれでもかと紙面にぶちまける。
それこそが真の同人誌だと思って、ずっと続けてきました。
今回の『いのりうむ - reprise -』はその極み。とても同人誌らしい同人誌になったと思います。
ただ集まった・集めただけではありません。企画・総括者であろうと、ゲストであろうと、役割はあれど皆同じ“好き”をもとに集まった参加者です。
たしかにこれは、みんなで一緒に作った愛の結晶。
ご期待ください。
2021.03/10(Wed)
そこは紛れもなく“インターネット”だった ~ 「さなのばくたん。 - ていねいなお誕生日会 -」に行ってきた話 #名取爆誕
おはようございナース。
れんちーさんです。
21年3月7日に無事開催された名取さなちゃんのお誕生日会「さなのばくたん。 - ていねいなお誕生日会 -」に参加してきましたので、その記録と感情です。
🍆 まずはコラボカフェへ

6年ぶりの川崎到着後、まずは友人ら4人とエロイーズカフェ川崎さんで開催されていた「さなのばくだんCAFE in エロイーズカフェ川崎」へ。
1~2人での利用が基本っぽい構造だったためか、通された席はまさかの外のテラス席。
感染対策ばっちりだな!と思いつつ、やはり寒い。さなちゃんねる王のダジャレツイート並みに寒くて(重要なので太くしておくね)、全身でコラボを感じられる最高のロケーションでした。あのとき王のダジャレツイートの通知が来ていたら氷漬けになっていたかもしれない、命拾いした。(中もしっかり対策されててあたたかったでよ)
店内にはところ狭しと描き下ろしイラストが展示されていたり、フィギュアをローアングルで見られたり、コラボメニューを紹介している動画が流れていたり……どこを見ても名取がいて「……頑張ってんじゃん、あいつ」ってなりました。ふんっ……。
コラボメニューは放課後名取が友達と……なんだっけ、なんかそういうクッソ長い名前のメニューのドリンクとじゃがいもゴロゴロカレーを注文。大変美味でございました。おっきなじゃがいもがゴロゴロ入ってると嬉しくなっちゃう気持ちがよくわかった。しっかりナスが入ってたのも嬉しい。「名取さなってこういう味かぁ」という気持ちになりました。推しを体内に取り込むと健康にいいと古事記にも書かれていますからね、皆さんも機会があったらぜひ体験しましょう。3月28日までやってるよ。
🍆 タワレコもちゃんと見たでよ

タワレコ川崎店では名取が選んだマストバイなCD10選の展示がありました。見に行ったときには既に半分くらいのCDが完売していた。「どうせ全部ハピ○テだろ」などと思っていたら、結構ガチめに選ばれていたので安心(?)したよ。手書きPOPもあってかわいい。スタンプも2種類あってかわいい。「良い」スタンプがアホほど押されてたPOPもあって、オタク~ってなった。(わかる)
あと店内では『名取さなミュージックコレクション』(Track04とInst.以外)が無限ループで流れてました。(これは3月7日だけかな?)
曲自体は配信でいつでも聴けるけれど、オタクって生き物はやっぱり推しのモノは物理でほしいんよ。手にとって“重み”を感じたいんよ。だから物理リリースが決まって実際に手にした時はやはり嬉しかったし、某ウィルスの影響で様々なものが配信ベースになってきたこの現代だからこそ、こうして推しの重みを手にできた時、忘れかけていたオタクの感情を取り戻したような感覚になったよね。多分だけれど、名取もそういう感覚が同じくあるから、こうして物理リリースしたのも単に曲がある程度溜まったから、っての(ももちろんあるとは思うし、CD1枚で名取の今までの音を知ることができるバイブル的なことをしたかったのもあったと思う)が主じゃないと思うんですよね。だって、そうじゃないと『名取さなミュージックコレクション』なんてタイトルつけないと思うのよ。
あと偶然だと思うけれど、CDの展示のそばにはバチクソリアルなエビのフィギュアのガチャが置いてあったのがおもしろかった。
入り口には『名取さなミュージックコレクション』のトレーラーと宇木敦哉さん描き下ろしイラストの展示も。宇木敦哉さんの名前をこんな形で見る日がくるとはなぁ。センコロール12年前ってマジ?やば……。
🍆 劇場内に潜む名取さな
入場してフラスタを見つついざ座席へ……と思ったところで不意打ちを食らった。なんか妙なポスターが飾ってあるんよ。劇場内に飾られてるポスターって普通、現在公開中の映画だったり、直近公開1ヶ月前後くらいの映画の宣伝ポスターだと思うのですが、そういったポスターが飾られている空間にしれっと、いるんすよ。あの🍆が。
「あれ、なんでジョーズのポスターg……あ"ぁ"?!」という具合で気づき、横を見ると更に某エイリアン映画や某有名モダンホラーやルイー○マンションに影響を与えた某おばけ映画のパロポスターがずらりと……。「なにやってんだうちの推しは……」と頭を抱えてしまった。すき。しかもそれをイベント本編中で一切触れずに、終わってみんなが帰ってからTwitterで「そういやこういうのあったんよ」ってめっちゃ軽く写真をアップするに留めるあたりの制作スタンスに、「そういうとこあるよな」ってすこだなぁと思ってしまう。すきだぞ。
これな。
これのおかげで、他にも名取が紛れ込んでるんじゃないか?と疑心暗鬼になってしまった。最新の映画ポスターも「隅っこにおるんちゃうか……?」と見てしまったり、ジュースの自販機の桃かなにかのピンク色が見えただけで「名取か……?」と見てしまう病気にかかった。許せねぇ。
🍆 そこは紛れもなく“インターネット”だった

やっとイベント本編です。それだけイベント外のところへの仕込みが多かったということで。
開演前は映画が始まる前によくある劇場内での注意やノーモア某的な案内が3人の名取で行われていました。動画撮影はNGだけど写真撮影(スクショ)はOKってあたりに、「普段から好きな女の配信見ながらそういうことしてんやろな」みたいなことを思いつつ、こちらもバシバシ撮ってやりました。どこを切り取ってもかわいかったぞ。


んで開演。
開幕新曲『エッビーナースデイ』を叩きつけてくる名取。てっきり後半に持ってくるかと思っていたのでいきなりアビャ~~~ってなってしまった。かわいい。「誕生日!できたよ!」の歌詞で去年の中止から今までのことを思い出してしまい、始まって数分で「は?泣くが?」となってしまった。
と思ったら、間髪入れずに『ファッとして桃源郷』と『ギミー!レボリューション』をドロップ。『ファッとして桃源郷』のイントロが流れた瞬間「ほんまこの女」と先ほどの泣きそうな姿勢から一転、強い姿勢を取り戻すことができた。まぁ負けたことないんですが。
前者は歌詞の一部をどうするんだ?ショートでごまかすのか?と思っていたら2番が始まって、あかんこのままあの単語を言ってしまったらチネチッタ出禁まである(ない)……と思ったら「おしりかゆい」に変えてきて笑ってしまった。うちの推しがおしり好きすぎて困る。
3曲歌い終わったところで、現地とインターネットのせんせえたち全員を巻き込んでの大喜利の時間。なんで大喜利させられるんですか?こんなお誕生日会もう行きたくありません。(チラッチラッ)
でもこれは名取のほうから殴ってきたからな、こっちも全力でいかせてもらうぞと言わんばかりの回答が勢揃いで終始名取が楽しそうに笑っていたので、こっちも笑顔になっちゃったな……。
「スクリーン○のせんせえ~」に対して「…!…!(棒を振りながら無言のいぇぇぇぇい!!!!)」をやりつつも、名取が「じゃあ~、名取のこと好きなせんせえ~!」に対しては「……(は?別に好きじゃないが?)」と、全スクリーン(3スクリーン)のせんせえたちが事前に打ち合わせたかのように一斉に棒も振らずにスンッ……となるのが、あまりにも普段の配信と同じ過ぎて、今この瞬間、劇場内はたしかにリアルの空間ではあるが、ここはいつものインターネットなんだと感じられたのがとてもよかった。
そう、これなんよ。インターネットのバーチャルな存在として、その枠組みをギリギリのところで越えない狭間の空間を本人とそれを見るものたちで作り上げ、感じられる。だからこそいつもの好きの延長で安心して見ることができて、虚像と実存と記号の中で名取を想うことができるのです。
続いてライブパート2つ目。
『Make it!』と、残念ながら中止になってしまった去年のお誕生日会で歌うはずだった『PINK,ALL,PINK!』を初披露。『PINK,ALL,PINK!』は自分のイベントで歌うまで温め続けてきたらしく、「やっと歌うことができた」という言葉で、またしても「は?泣くが?(泣いてる)」となってしまった。歌詞も今回のために一部変更しての披露で、やはりモモーイは萌えの文化を長く見てきた天才だけのことはあるな……と同じ時代に生まれてよかったと実感。やぁ、00年代を生きた私たちにとってやっぱりモモーイは神、いわゆるゴッドなんですよ。
いやしかし『Make it!』な。好きな女が歌う好きな曲って最強じゃんね。演出まで神のアレでマイク持った瞬間大声出しそうになった。(無言)
お次は解釈一致クイズというなんともなコーナー。(なんともってなんですか?)
PCモニタは何枚使ってるだの、好きなTwitterクライアントは何だの、どーーーでもいいわ(でも推しのことはなんでも知られると嬉しいので嬉しい)みたいな名取の知識を試されるクイズコーナーだった。
TwitterはWebが一番好きちゅてたけど、いや絶対TweetDeck使ってる時間のほうが長いし常用しとるよね?ね???いつも見とるからな(ネトスト)
様々な告知を終えたところで、表の最後の曲であり、今回のお誕生日会のためのサプライズ新曲『アマカミサマ』。
楽曲クレジットは「作詞:只野菜摘/作曲・編曲:田中秀和(MONACA)」。なにがどうなったらそんなクレジットの曲が出てくるんですか???天才????????しかもしっとりした優しい曲調なのに、歌詞が普段の名取とせんせえのやり取りを俯瞰したような内容でそれを名取がお誕生日会という場で歌う、もう天才しかおらんやんってなってしまったな。
表が終わって、アンコール。
いつものナース服姿の名取が出てきて、せんせえたちへのお手紙を読むお時間に。何回「は?泣くが?(泣いてる)」させんねん。もっとやれ。
読む前のリアルな紙のカサカサって擦れることが聞こえてきた時点でもうだめだった。スクリーンなんも見えん。鼻をすする音が劇場の最高のサウンドシステムを通して聞こえてきたあたりでヒトのカタチを失った。生きててよかったなぁ……と森羅万象に感謝した。地球があってよかったよ。人類は愚かじゃない。
最後に歌うはもちろん『さなのおうた。』。
以前、このブログの「ここまでも、ここからも、もっと、みんなで、夢、見よう!! / 名取さなちゃんすこすこのすこの巻」でも書きましたが、「これからこの曲が様々な場所で歌われる・流れる度に、「わたしここまでこれたよ 本当にありがとう」という言葉のもつ意味は大きくなって効いてくる」は本当にそのとおりで、改めてそれを実感・体感することができた。名取さなという人物の口から伝えられるこのフレーズは最強だよ。あぁ好きだよ。(素直)
ありがとね。
…
……
………
そんな感じの「さなのばくたん。 - ていねいなお誕生日会 -」でした。
まずはなによりも、無事開催できて本当によかった。ちょうど1年前、世が恐怖で包まれ始めるなか、中止が決まりチケットの払い戻しをした時の悔しさと悲しみをやさしさに変えて、1年後のいま、世界はまだまだ混乱しているけれども、そんな世界に光を射すような空間と気持ちを届けてくれた名取さなちゃんに改めてありがとう。
なんだか、ようやくここから始まっていくような、そんな気すらしてくる。
絶対またお誕生日会しような。せんせえたちの生の声が届けられるようになったら、いままでの分ぜんぶをぶつけにいくから覚悟していてくれよな。
そしたらまた、今度はハピ○テクイズでもやろうぜ。
いっぱい寝ていっぱいTwitterしてね。
おつかれさな~。
おまけ

世界でいちばん好きな後頭部です。
れんちーさんです。
21年3月7日に無事開催された名取さなちゃんのお誕生日会「さなのばくたん。 - ていねいなお誕生日会 -」に参加してきましたので、その記録と感情です。
🍆 まずはコラボカフェへ

6年ぶりの川崎到着後、まずは友人ら4人とエロイーズカフェ川崎さんで開催されていた「さなのばくだんCAFE in エロイーズカフェ川崎」へ。
1~2人での利用が基本っぽい構造だったためか、通された席はまさかの外のテラス席。
感染対策ばっちりだな!と思いつつ、やはり寒い。さなちゃんねる王のダジャレツイート並みに寒くて(重要なので太くしておくね)、全身でコラボを感じられる最高のロケーションでした。あのとき王のダジャレツイートの通知が来ていたら氷漬けになっていたかもしれない、命拾いした。(中もしっかり対策されててあたたかったでよ)
店内にはところ狭しと描き下ろしイラストが展示されていたり、フィギュアをローアングルで見られたり、コラボメニューを紹介している動画が流れていたり……どこを見ても名取がいて「……頑張ってんじゃん、あいつ」ってなりました。ふんっ……。
コラボメニューは放課後名取が友達と……なんだっけ、なんかそういうクッソ長い名前のメニューのドリンクとじゃがいもゴロゴロカレーを注文。大変美味でございました。おっきなじゃがいもがゴロゴロ入ってると嬉しくなっちゃう気持ちがよくわかった。しっかりナスが入ってたのも嬉しい。「名取さなってこういう味かぁ」という気持ちになりました。推しを体内に取り込むと健康にいいと古事記にも書かれていますからね、皆さんも機会があったらぜひ体験しましょう。3月28日までやってるよ。
🍆 タワレコもちゃんと見たでよ

タワレコ川崎店では名取が選んだマストバイなCD10選の展示がありました。見に行ったときには既に半分くらいのCDが完売していた。「
あと店内では『名取さなミュージックコレクション』(Track04とInst.以外)が無限ループで流れてました。(これは3月7日だけかな?)
曲自体は配信でいつでも聴けるけれど、オタクって生き物はやっぱり推しのモノは物理でほしいんよ。手にとって“重み”を感じたいんよ。だから物理リリースが決まって実際に手にした時はやはり嬉しかったし、某ウィルスの影響で様々なものが配信ベースになってきたこの現代だからこそ、こうして推しの重みを手にできた時、忘れかけていたオタクの感情を取り戻したような感覚になったよね。多分だけれど、名取もそういう感覚が同じくあるから、こうして物理リリースしたのも単に曲がある程度溜まったから、っての(ももちろんあるとは思うし、CD1枚で名取の今までの音を知ることができるバイブル的なことをしたかったのもあったと思う)が主じゃないと思うんですよね。だって、そうじゃないと『名取さなミュージックコレクション』なんてタイトルつけないと思うのよ。
あと偶然だと思うけれど、CDの展示のそばにはバチクソリアルなエビのフィギュアのガチャが置いてあったのがおもしろかった。
入り口には『名取さなミュージックコレクション』のトレーラーと宇木敦哉さん描き下ろしイラストの展示も。宇木敦哉さんの名前をこんな形で見る日がくるとはなぁ。センコロール12年前ってマジ?やば……。
🍆 劇場内に潜む名取さな
入場してフラスタを見つついざ座席へ……と思ったところで不意打ちを食らった。なんか妙なポスターが飾ってあるんよ。劇場内に飾られてるポスターって普通、現在公開中の映画だったり、直近公開1ヶ月前後くらいの映画の宣伝ポスターだと思うのですが、そういったポスターが飾られている空間にしれっと、いるんすよ。あの🍆が。
「あれ、なんでジョーズのポスターg……あ"ぁ"?!」という具合で気づき、横を見ると更に某エイリアン映画や某有名モダンホラーやルイー○マンションに影響を与えた某おばけ映画のパロポスターがずらりと……。「なにやってんだうちの推しは……」と頭を抱えてしまった。すき。しかもそれをイベント本編中で一切触れずに、終わってみんなが帰ってからTwitterで「そういやこういうのあったんよ」ってめっちゃ軽く写真をアップするに留めるあたりの制作スタンスに、「そういうとこあるよな」ってすこだなぁと思ってしまう。すきだぞ。
こちらは会場に飾られていた名取さなさん考案の映画パロディポスターです。 #名取爆誕 pic.twitter.com/9IAplXq8v1
— さなのばくたん。-ていねいなお誕生日会- Powered by mouse (@37bakutan) March 7, 2021
これな。
これのおかげで、他にも名取が紛れ込んでるんじゃないか?と疑心暗鬼になってしまった。最新の映画ポスターも「隅っこにおるんちゃうか……?」と見てしまったり、ジュースの自販機の桃かなにかのピンク色が見えただけで「名取か……?」と見てしまう病気にかかった。許せねぇ。
🍆 そこは紛れもなく“インターネット”だった

やっとイベント本編です。それだけイベント外のところへの仕込みが多かったということで。
開演前は映画が始まる前によくある劇場内での注意やノーモア某的な案内が3人の名取で行われていました。動画撮影はNGだけど写真撮影(スクショ)はOKってあたりに、「普段から好きな女の配信見ながらそういうことしてんやろな」みたいなことを思いつつ、こちらもバシバシ撮ってやりました。どこを切り取ってもかわいかったぞ。


んで開演。
開幕新曲『エッビーナースデイ』を叩きつけてくる名取。てっきり後半に持ってくるかと思っていたのでいきなりアビャ~~~ってなってしまった。かわいい。「誕生日!できたよ!」の歌詞で去年の中止から今までのことを思い出してしまい、始まって数分で「は?泣くが?」となってしまった。
と思ったら、間髪入れずに『ファッとして桃源郷』と『ギミー!レボリューション』をドロップ。『ファッとして桃源郷』のイントロが流れた瞬間「ほんまこの女」と先ほどの泣きそうな姿勢から一転、強い姿勢を取り戻すことができた。まぁ負けたことないんですが。
前者は歌詞の一部をどうするんだ?ショートでごまかすのか?と思っていたら2番が始まって、あかんこのままあの単語を言ってしまったらチネチッタ出禁まである(ない)……と思ったら「おしりかゆい」に変えてきて笑ってしまった。うちの推しがおしり好きすぎて困る。
3曲歌い終わったところで、現地とインターネットのせんせえたち全員を巻き込んでの大喜利の時間。なんで大喜利させられるんですか?こんなお誕生日会もう行きたくありません。(チラッチラッ)
でもこれは名取のほうから殴ってきたからな、こっちも全力でいかせてもらうぞと言わんばかりの回答が勢揃いで終始名取が楽しそうに笑っていたので、こっちも笑顔になっちゃったな……。
「スクリーン○のせんせえ~」に対して「…!…!(棒を振りながら無言のいぇぇぇぇい!!!!)」をやりつつも、名取が「じゃあ~、名取のこと好きなせんせえ~!」に対しては「……(は?別に好きじゃないが?)」と、全スクリーン(3スクリーン)のせんせえたちが事前に打ち合わせたかのように一斉に棒も振らずにスンッ……となるのが、あまりにも普段の配信と同じ過ぎて、今この瞬間、劇場内はたしかにリアルの空間ではあるが、ここはいつものインターネットなんだと感じられたのがとてもよかった。
そう、これなんよ。インターネットのバーチャルな存在として、その枠組みをギリギリのところで越えない狭間の空間を本人とそれを見るものたちで作り上げ、感じられる。だからこそいつもの好きの延長で安心して見ることができて、虚像と実存と記号の中で名取を想うことができるのです。
続いてライブパート2つ目。
『Make it!』と、残念ながら中止になってしまった去年のお誕生日会で歌うはずだった『PINK,ALL,PINK!』を初披露。『PINK,ALL,PINK!』は自分のイベントで歌うまで温め続けてきたらしく、「やっと歌うことができた」という言葉で、またしても「は?泣くが?(泣いてる)」となってしまった。歌詞も今回のために一部変更しての披露で、やはりモモーイは萌えの文化を長く見てきた天才だけのことはあるな……と同じ時代に生まれてよかったと実感。やぁ、00年代を生きた私たちにとってやっぱりモモーイは神、いわゆるゴッドなんですよ。
いやしかし『Make it!』な。好きな女が歌う好きな曲って最強じゃんね。演出まで神のアレでマイク持った瞬間大声出しそうになった。(無言)
お次は解釈一致クイズというなんともなコーナー。(なんともってなんですか?)
PCモニタは何枚使ってるだの、好きなTwitterクライアントは何だの、どーーーでもいいわ(でも推しのことはなんでも知られると嬉しいので嬉しい)みたいな名取の知識を試されるクイズコーナーだった。
TwitterはWebが一番好きちゅてたけど、いや絶対TweetDeck使ってる時間のほうが長いし常用しとるよね?ね???いつも見とるからな(ネトスト)
様々な告知を終えたところで、表の最後の曲であり、今回のお誕生日会のためのサプライズ新曲『アマカミサマ』。
楽曲クレジットは「作詞:只野菜摘/作曲・編曲:田中秀和(MONACA)」。なにがどうなったらそんなクレジットの曲が出てくるんですか???天才????????しかもしっとりした優しい曲調なのに、歌詞が普段の名取とせんせえのやり取りを俯瞰したような内容でそれを名取がお誕生日会という場で歌う、もう天才しかおらんやんってなってしまったな。
表が終わって、アンコール。
いつものナース服姿の名取が出てきて、せんせえたちへのお手紙を読むお時間に。何回「は?泣くが?(泣いてる)」させんねん。もっとやれ。
読む前のリアルな紙のカサカサって擦れることが聞こえてきた時点でもうだめだった。スクリーンなんも見えん。鼻をすする音が劇場の最高のサウンドシステムを通して聞こえてきたあたりでヒトのカタチを失った。生きててよかったなぁ……と森羅万象に感謝した。地球があってよかったよ。人類は愚かじゃない。
最後に歌うはもちろん『さなのおうた。』。
以前、このブログの「ここまでも、ここからも、もっと、みんなで、夢、見よう!! / 名取さなちゃんすこすこのすこの巻」でも書きましたが、「これからこの曲が様々な場所で歌われる・流れる度に、「わたしここまでこれたよ 本当にありがとう」という言葉のもつ意味は大きくなって効いてくる」は本当にそのとおりで、改めてそれを実感・体感することができた。名取さなという人物の口から伝えられるこのフレーズは最強だよ。あぁ好きだよ。(素直)
ありがとね。
…
……
………
そんな感じの「さなのばくたん。 - ていねいなお誕生日会 -」でした。
まずはなによりも、無事開催できて本当によかった。ちょうど1年前、世が恐怖で包まれ始めるなか、中止が決まりチケットの払い戻しをした時の悔しさと悲しみをやさしさに変えて、1年後のいま、世界はまだまだ混乱しているけれども、そんな世界に光を射すような空間と気持ちを届けてくれた名取さなちゃんに改めてありがとう。
なんだか、ようやくここから始まっていくような、そんな気すらしてくる。
絶対またお誕生日会しような。せんせえたちの生の声が届けられるようになったら、いままでの分ぜんぶをぶつけにいくから覚悟していてくれよな。
そしたらまた、今度はハピ○テクイズでもやろうぜ。
いっぱい寝ていっぱいTwitterしてね。
おつかれさな~。
おまけ

世界でいちばん好きな後頭部です。